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<ミャンマーで今、何が?> Vol.460
2021.08.04
http://www.fis-net.co.jp/Myanmar

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━━【主な目次】━━━━━━━━━━━

■小バカが大馬鹿に!?!その24

 ・80: コロナの陰謀

 ・81: 業務連絡

 ・公式ツイッター(@magmyanmar1)

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・80: コロナの陰謀

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IYさんに投げ掛けて貰ったテーマは奥行きが深く、私の好奇心に火をつけた。頭の中で大波紋が広がっていく。新型コロナを現在ゼロから学習中である。

今パンデミック下で、世界が直面する問題は、どの国家もそしてどの製薬会社も、変異していく新型コロナへの十分な治験データを得ていない事にある。どこから見てもデータ不足である。

試験管の中での基礎実験、動物実験、ヒト実験に最低5-6年、実際には研究開発チームが新薬開発の着想を得てから通常15年は要する。
これが政府認可あるいは国際機関・FDA認可の通常スケジュールであった。

ところが爆発的死者数増加で、ファイザー社やアストラゼネカ社に千載一遇の好機がやって来た。
本来であれば治験データ不足と拒否される段階で、火事場泥棒的に認可申請を提出し、各国政府もそれを後押しするように認可ラッシュが続いている。

感染者・死者数激増爆発に慄いた政府が国民をなだめ、政権安定を死守するための人気取りの認可ラッシュで、それらが実際に人類に効果があると確認した訳ではない。

それが証拠には、ワクチンを2回打てが3回となり、更には他のワクチンと混合でと、まるで国民をモルモット扱いである。各国のリーダーはそこまで堕落した。

そうであれば、このabcxyxを同様の扱いでコロナ治療薬品として認可すべきではないか、というのがこの薬品を支持するインテリグループの主張である。

ノンポリがこの薬品名を明示しないのは、我が愛するミャンマー人の性格としてチャンスを捉え、買占めたり、値を吊上げる薬局の出現を危惧するからである。
それ以上にMAHが強権で没収した上で、国軍の独占販売として暴利を画策する恐れがあるからだ。

だが即座に指摘した私の友人同様に新型コロナの感染者数に慄くのではなく、そのメカニズムを追求しようとする方なら容易に推測出来る薬品名である。

とっくの昔に米国の公聴会で取り上げられ、日本の予算・決算委員会でもとりあげられている。多くの読者は既にご存知の筈だ。知らなかったのは海外から孤立して閉じ込もっていたノンポリだけである。

ノーベル生理学医学賞賞を受賞した大村智(さとし)先生が東京理科大学で特別トークショーを行っている。是非ともこのYouTubeを見たいが、この数日間MAHの嫌がらせで電波が弱く全く開けない。

カリフォルニア在住のNKという日本人ドクターもYouTubeで簡潔に説明してくれるので、かなり参考になった。だがこれも電波の加減で全部は見れなかった。

ヤンゴンにはハーブを薬剤とする“有名”な漢方製薬会社がある。郊外にある同社の図書館に土曜日だけ通い、同社の薬品別英文パンフレットをすべて日本語に翻訳した事がある。

人体の構造、臓器・器官の働き、病名、医学用語、薬品名、漢方に使用する植物名、などなど全く門外漢の知識ゼロから、これら全てをMSエクセルで手作りの医学辞書を作成した。それが完成した3ヶ月後には、約束の和訳も完了していた。
全くのド素人でも徹底的に打ち込めば免状は無くとも、専門家面出来ると、この時、変な自信を得た事がある。

だからIYさんに教えて貰ったFront Line COVID-19 Critical Care Allianceの錚々たるメンバーは本物のプロだと、確信することが出来た。

このメンバーから学んだ事は、学閥・病院閥など最初から無く、国際的に寛大な価値観で正義に挑戦している事だ。島国で育つと、そのオープンマインドさに驚く。それが戦略的に強力な武器となっている。

今の時代、スマホで、ズームで世界中の人間が情報・知見を共有できる。

島国やミャンマーの人々が宿痾のように固執する狭量な民族主義や秘密主義など微塵もない。

21世紀の問題解決はこれだと思った。敵をつくるのでは無く、オープンに共有・協調である。そして共通項の敵を倒す。

大戦を上回る死者数を連日更新する未曾有のパンデミックに対し、人類共通の敵として、これらの知的英雄たちは世界中に呼び掛け、手を取り合って解決策を模索しようとしている。本物のジャーナリスト、哲学者、宗教家までが共鳴し、参加する。そこに国境はない。

自分達だけで成果を独占し、自分達だけで巨万の富を独占する、さもしい薬品巨大産業の強欲さは微塵もない。

バタバタと死に絶えていく同胞の人類を救えという崇高な哲学があるだけだ。

だからこのメンバーは閉ざされた専門家集団ではなく、世界中の人々に参加を呼び掛けている。

だから患者の同意を得て治験を行ない、顕著な実績を持つ町医者レベルが世界中からデータを持ち寄ると、世界最大の製薬会社と言えども、データー数ではまるで比較にならない。

と言う事は、世界中が今問題にする巨大産業の独占、利益独り占めというシステムを打ち壊す強力な戦略を示唆してくれる。

だがこのAlliance(*同盟・連盟)は賢明で老獪でもある。決して巨大産業を敵として攻撃しない。

米国議会の公聴会でも、WHOへの訴えでも、巨大薬品会社の代替薬品としてでなく、それらと同じように使用できる許可を求めている。

最初にabcxyzがアンチ寄生虫・疥癬薬としてFDAから承認され、既に40年が経過している。裏返すと安全性が40年間公認された証拠ともなる。

新薬としての特許は切れ、この薬品はジェネリック医薬品として同じ成分でどの国のどの製薬会社でもフリーに製造でき、実際に数多くの名も無きブランド名で特に途上国の市場に出回っている。

すなわち廉価(*1米ドル以下)で誰でもが手に入れる事が出来る。

大企業ですら揃えられない膨大な治験データが世界中の町医者から寄せられている。

日本語で町医者と書くと、ヤブ医者の親戚に聴こえるかもしれないが、英語ではpractical physicianと言って現場で携わる医師を指し、医学ジャーナルに報告するPhDもいれば大学教授もいる。彼等が治験データに協力するので、質の高さは世界のトップレベルと言ってよい。

だが白馬の騎士が現れたと単順に喜んではいられない。今の世は複雑で、かなり汚れている。

世界のコングロマリットにのし上がるくらいの大企業なら、各国政府高官、担当官、認可権を持つ厚生省などへの盆暮れの付け届けは欠かさない。

それがどういう効果を発揮するかと言うと、安全で、廉価で、薬効バツグンなどという新参者の発言を国際的な圧力で潰しにかかるのである。
あるいは完全に無視される。

独占禁止法まで買収する勢いの盆暮れだから、いくら自由競争などと息巻いてもこれは手強い相手となる。

もう少しYouTubeで勉強出来れば、abcxyzの最新情報をお届け出来るのだが、不勉強で申し訳ない。もう少し時間を頂きたい。



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・81: 業務連絡

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“まだ宵の口”さんからご質問を受けた。
ミッチーナの招魂碑に「拉孟1,270謄越3,000名玉砕す」この漢字部分が分らない、と言う。

ミッチーナはカチン州の州都でインパール作戦時の地図にはミートキーナと記載されている。英語ではMyintgynarである。

そこからイラワジ源流を南に下ったところにバーモという大きな町がある。そこから街道が枝分かれし東に伸びている。間もなく行くと、街道は山道となり国境を超え中国雲南省に入る。
そこから地名は中国語となり、順に芒市→龍陵→“拉孟”→恵通橋→保山を経て昆明へと続く。

この拉孟の少し北に激戦地“謄越”がある。そこで質問の回答はすべて雲南省の地名です。

日本最強と言われた北九州の“菊”兵団が「食なく、撃つ弾丸なく、飢餓悪疫と戦いながら」全滅したのが、この地である。

涅槃像と招魂碑を建立され、そこに2001年11月12日、日本国民 坂口睦、坂口寿美子と刻まれた御本人に奇遇だがこのヤンゴンでお会いしたことがある。

日本の敗戦後、コツコツと奇特なこの大事業をこの坂口さんはビルマ北部に何度も足を運ばれ延々と続けて来られた。

私はたまたまヤンゴン在住大分出身の知り合いから頼まれ、旅行会社の手助けをした事がある。
北へ旅立たれる前と、戻られて日本帰国前のいっときであったが、年齢の割にがっしりと背筋を伸ばしたお姿が偲ばれる。

記憶違いが無ければの話である。
確か北九州のご出身と記憶している。多分菊兵団の生き残りで奇特にも戦友を弔っておられたのだと、今になって思い至り、無情を痛感する。合掌。

横道に逸れると;
福岡県若松市出身の火野葦平が陸軍報道班員として、インパール作戦に従軍している。同行したのは、洋画家の宮本三郎、作曲家の古関裕而らであった。


只今のヤンゴン時間8月4日午前10時50分

東西南北研究所




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