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<ミャンマーで今、何が?> Vol.385
2020.10.15
http://www.fis-net.co.jp/Myanmar
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━━【主な目次】━━━━━━━━━━━

■英語で世界に発信する

 ・01: 2020年10月13日(火)午後8時発表

 ・02: コロナ禍でやるべきこと

 ・03: 自信をなくすジャパングリッシュ

 ・04: 海外で活躍する日本人、だが・・

 ・05: メイド・イン・アメリカの日本人(*ハーフ)

 ・06: くどいようだがYouTube、なんと言ってもYouTube

 ・07: 欧米と日本ではコロナ対策は真逆

 ・公式ツイッター(@magmyanmar1)

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・01:2020年10月13日(火)午後8時発表

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陽性感染者数合計:30,437名
新感染者数合計:1,123名
死者数合計:693名
退院者数合計:11,769名
現在検査中:15,581名
出典:保健スポーツ省



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・02:コロナ禍でやるべきこと

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ギターでも覚えるか?英語を根本から学び直す。料理に手を出そうか?ボイストレーニングを!家庭農園を本格的に始めるか?海賊版DVDの整理を!・・ 学生時代の夏休みと同じだ。夏が終われば、すべてが中途半端。本日が最後の一日なら、手持ちは24時間。
そこで何をする?煩悶に似た反問を繰り返す。

人生の無駄を削ぐと、目標がハッキリと見えてくる。屋根裏部屋には寂として生徒は訪れない。生徒が来なければ、開店閉業だ。ムリヤリ生徒をつくりあげる。誘拐したのではない。自分自身を生徒に仕立てた。そこで教師と生徒の二役を演じることにした。

正解だった。英語教室のシステムは完成度の高いモノになった。
白人教師が気付かない重大な欠点も克服できた。欧米人に勝てる英語教室。理論武装も抜かりない。ミャンマー人の欠点。英語を学ぶ欠点。日本人のコンプレックスにそっくりだ。

いま頭の中は英語で一杯だ。人生最後の一日。英語のコトだけを考える。ヒントとなるキーワードを思いつく、YouTubeが応えてくれる。それを片っ端から鑑賞する。また新たなキーワードを思いつく。英語漬けの一分一秒である。

You=アナタ。英国では地下鉄をTubeという。アメリカではテレビのブラウン管を意味した。現代っ子は薄幅のTVセットしか知らない。PayPalの三名の若者は会社を飛び出し、古臭いブラウン管を夢想して、YouTubeを2005年に立ち上げた。日本人には考え付かない命名だ。

ユーモアが欠けているから仕方がない。日本人のユーモアはオヤジギャグになってしまった。江戸時代には頓知のユーモアがあった。時代が断絶し、GoToトラベル、GoToイートの和製英語が氾濫している。言葉の反乱だ。

日本語だけではない。日本人の英語もオカシイ。これは世界の常識だ。公然の秘密でもある。ミャンマーの若者もソレを知っている。ミャンマーの若者は英語の教科書で算数、化学、物理、生物学を勉強してきた。国語(*ビルマ語)だけが例外だ。

その英語の達者なミャンマー人に日本からやってきた駐在員、奥方はオカシナ英語で語りかける。オカシナ英語だから、通じない。ミャンマー人にすると、“エッいまの英語?
”となる。ミャンマー人は英語が喋れないと、気楽な日本人は仲間内で誤解する。



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・03:自信をなくすジャパングリッシュ

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その日本人が地球というプラネットを西へ向かって旅行する。隣のバングラデッシュ、インド、スリランカに到着すると、訛りはあるが、機関銃のような英語が飛び出し、驚き、ひるんでしまう。そして自分の英語に自信を失う。

さらに旅は続く。中東・トルコと黒海・地中海を臨む頃になると彼らの顔付きは完全に西洋人とさらに誤解は深まる。この地域一帯をヨーロッパの人たちは古来Minor Asia(*マイナーエイシア)と呼び、アジアの民が住むところであった。彼らは決して西洋人ではない。

そしてドーバー海峡を渡ったら、もうイケナイ。Her Majesty(*女王陛下)の住む英国である。ミャンマーであれほど横柄だった日本人の英語が、蚊の泣くような小声に。

注文と違うものが出てきても文句を言う日本人は一人もいない。カネを払うのはオレなんだと声を荒げる日本人はほとんどいない。それがファミレスだから情けない。貴族に招待されての晩餐会ではない。アメリカから進出してきたスタバやマックの類だから、余計に情けない。

つい最近杉田水脈(*みなお)と出遭った。もちろんYouTubeの上でだ。この女性議員は国連で英語で主張してきたと言う。かなり右翼がかった発言だが、私はソレで区別しない。日本人が英語で世界に発信する、こんな日本人女性がいたことに強い興味を惹かれた。その一点である。



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・04:海外で活躍する日本人、だが・・

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「世界に発信できる日本人の英語」・・人生の最後の一日に集中する目標だ。
メルマガではいろんな人物を紹介している。だが彼らの主義主張に惚れているわけではない。そんなことは構わない。ミャンマーの若者に役に立つかどうかで判断している。

日本人の海外駐在経験者では、豊島晋作が秀逸だ。いまの日本人で彼の英語力は立派だ。
ヤンゴンでの英語基準は読み書き聞く話すは常識。それらのスピードも勘案する。それに余裕のスマイル、ユーモア、痛烈な嫌味と皮肉、これらをゴク薄のオブラートに包む、等で判断する。

ヤンゴン基準で豊島晋作を判断すると、日本で英語教育を受けた後遺症が残っている。
スピードも合格だ。それでも彼の英語は日本人だ。『A World Without People』22,843Views Apr21, 2020で豊島晋作の英語の実力を堪能して欲しい。

ついでに、前に紹介した英国の名物議長John Bercow(*ばーこう)に触れてみたい。
豊島晋介が解説してくれた。『下院議長の涙のワケは?混迷する英国政治の“仕切り役”が交代』再生542,925回、Nov.11, 2019

この番組では退任直後にテレビ東京の現ロンドン支局長が独占インタビューをモノにした。立ち話だが、バーコウ議長は支局長に“良いネクタイですね!”と開口一番。そこで支局長はテレビ画面に向かい“YES, YES!”と自分のネクタイを見せた。

“Thank you very much, Sir. I like your compliment”(*有難うございます。議長。
アナタのお世辞が気に入りました)ぐらいを期待したが、YESでは英語にならない。また豊島とコンビを組んだ秋元アナウンサーも「タイピンを褒めてくれましたね!」とコメントした。

話しの切っ掛けはタイピンではなく、あくまでもTie(*ネクタイ)である。こんなことはどうでも良いことだが、老獪な英国人は、どうでも良い天候の話などで、先ずは相手を目測するのである。伝統ある英国の下院議長が目の前の日本人を試したのである。
イケナイ、イケナイ、重箱の隅に触れてしまった。そして日本人は馬脚を現す。それが“YES, YES!”である。

ヤンゴン基準の英語教室はソレに挑戦している。無限大ともいえるYouTubeからソレを拾い出そうとしている。

そして日本人代表の中田敦彦にサーフしてみたい。彼ほどYouTubeに没頭し、YouTubeの未来を模索する日本人は珍しい。最初はカリスマ的日本人YouTuberに接近を図ったが、いまは完全に自分自身の世界を作り始めた。再生は3百万回を突破した。

そこで日本を舞台としながら、世界に飛び出そうとしている。その第一歩が英会話である。ここでヤンゴンの英語教室に引っかかった。
中田敦彦は英会話を通じて世界へ飛び出そうともがいている。

だが彼も典型的な日本式教育で育った。そのプラットフォームでもがく限り、努力しても限度がある。完成度の高いレベルに達するには、相当の時間を必要としそうだ。

YouTuberとしては日本でもてはやされるホリエモンの番組は大半覗いてみた。そして日本で炎上した彼の英語力もYouTubeで何度も何度も鑑賞した。本当にYouTubeは凄い。レバノンのベイルートで行われたカルロス・ゴーンとの独占インタビューである。

ゴーンの英語に言及する報道番組はひとつもない。ゴーンの訛りもひどい。正当な英米の発音ではない。だからホリエモンとの英会話は充分に意思疎通が出来た。ホリエモンも典型的な日本人の英語発音である。

炎上したホリエモン英語に関しては、“Twisted Helix”の批評が的確であると感じた。
『ホリエモン 英語レビュー!!!(英会話 日本語 リアクション授業 カルロス・ゴーン対談)』参照。

その他にも海外で活躍する日本人の英語力は参考になる。町山智浩の多様な番組を鑑賞している。彼も典型的な日本人発音である。それで通用している。CNNのお墨付きを貰っているところが、彼の売りである。『町山智浩のアメリカの今を知るTV with CNN』参照。

まだまだいる。及川幸久である。渡部昇一に鼓舞され上智大学に入り、大川隆法に行き着いた。
宗教法人の組織などまったく苦手だが、及川幸久の欧米関係の解説は参考にしている。
メルマガに役立つものだけ無断借用している。ノンポリのいやらしいところだ。

NYのウォール街、そしてロンドンの金融関係での経験が参考になる。彼自身も帰国子女ではなく、独特の日本人英語でYouTubeで活躍している。

このように、コロナ禍での英語学習は彼らを大いに利用させてもらっている。だが彼らの報道、主義主張を鵜呑みにしているわけではない。不遜な言い方をすれば、反面教師として参考にさせてもらっている場合もある。日本式英語学習の限界が垣間見えてくるから不思議である。



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・05:メイド・イン・アメリカの日本人(*ハーフ)

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最後に忘れてはならないのが『ウォール街で勝ち残った理由』462,544Views Jul 4,2020である。テレビ東京報道局の豊島晋作が高橋ダンという風変わりな人物を紹介してくれた。経歴を紹介すると・・

父親がアメリカ人母親が日本人のハーフで、10歳まで日本育ち、その後アメリカに移住。
コーネル大学を首席グループで卒業し、リーマンショック直前にNYウォール街のモルガン・スタンレーへ入行。入行当日からウォール街の崩壊を見聞した。26歳でヘッジファンドを設立。30歳で売却しシンガポールへ移住。世界を60カ国以上巡って、日本へ戻り半年前にYouTubeを立ち上げた。

顔付きは日本人だが、少し怪しげな日本語を操る。ウォール街育ちでメンタリティは完全にアメリカン。それだけではない。英語を喋る顔の筋肉も、腹から搾り出す音声も完全にアメリカンだ。彼が若き投資家や日本人に繰り返し強調するのが、「先ず英語をマスターしろ!」

ヤンゴンの英語教室に大きく共鳴した。高橋ダンのYouTubeはほとんど見尽くし、引き続き毎日見ている。



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・06:くどいようだがYouTube、なんと言ってもYouTube

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世界から孤立したこのヤンゴンで、そしてロックダウンのこのヤンゴンで、YouTubeというオモチャを与えてくれた友人に感謝している。奥行きが深いからだ。数年前にこのヤンゴンで出遭った。日本とヤンゴンだが、こと細かくメール、ライン、バイバーで教えてくれる。

彼自身ビジネスで世界を飛び回り、スペイン語の達人で、英語に物怖じしない日本人だが、Stay-At-Homeを機会に英語の勉強をYouTubeで再会したという。毎日受講中というそのレッスンを早速拝見した。

便利な世の中になったもんだ。政府と政府が貿易戦争に熱中する間に、民間では個人個人が国境を飛び越えて情報を交換する。英語のレッスンといっても、国籍を飛び越えて、無限にある。自分に適したレッスンを選べが良い。量販店の安物英語ではなく、オートクチュールのブランド英語だ。

ヤンゴンのマン・ツー・マン方式英語とはソレを指す。アフター・コロナの時代は、世界のシステムが変わる。

ギターのレッスンを推奨してくれた友人もいる。自宅で咲かせた草花をインスタで自慢する。オーブンから取り出したばかりのケーキ、ラベルが不明のワインをたっぷりとグラスに注ぐ、SNSの世界は無限に拡がる。



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・07:欧米と日本ではコロナ対策は真逆

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ドボルザークの交響曲第九番「新世界より」はドナルド・トランプの大好きな祖国アメリカをを軽快に演じた。ルネッサンスを産みだしたイタリアはコロナの蔓延などまったく気にしない。なんと言ってもペスト大流行の14世紀に古典中の古典『デカメロン』を書き上げたのだから。

アメリカとイタリアの両国は感染・死者数が激増しようが、コロナなどまったく怖れない。神の見えざる手により、適者生存で人口を整理整頓してくれる、弱者は天国にと悟りきっている。だが極東の島国では大臣、そして官僚を総動員して、ポイントカードの計算までしている。海外にいるとこれが理解できない。

ヤンゴンに蟄居していると、東洋と西洋の違い、対極的なモノの考え方がオモシロイ。
アンソロポロジーまで激変している。21世紀だからこその激変か?

昨日だったか、一昨日だったか、定かでない。日中韓の三国首脳会議に、日本は参加しないというニュースが流れた。各国の意見に相違があるからこそ、首脳間で話し合うべきなのに、意見を変えない限り日本は出席しないという。ソレが外交?

最近オモシロい番組に出遭った。『FRANCE24 English-Live-International BreakingNews & Top Stories』である。これはストリームラインで24時間ぶっ通しの番組である。
あの英語をバカにしていたフランス人がいま英語でニュースを流す。欧州全体が見透せる。この番組は必見だ。日本の報道陣が見逃した情報が盛り沢山である。

日本との違いが鮮明である。欧州の首脳は、問題が発生するとすぐにアポを取り付ける。
首脳同士が気軽に膝を交えて直接交渉する。そして解決の糸口を探り出す。時代を反映し、問題解決がスピーディである。これで見比べると、欧州の政府は仕事をしていると一目瞭然だ。そして本来はドイツ語、スペイン語、北欧語の首脳がほとんど英語で交渉している。

海外から見ていると、外交慣れしていないというか、日本は何十年も世界から取り残されている。ゾッとするほど恐ろしくなる。そして代わり映えしない「何々は日本固有の領土」と主張する外務大臣に、この国は大丈夫かと心配してしまう。

それだからこそリングア・フランカ(*世界の共通語)への探求はまだ続く。
今ヤンゴンの時間は10月14日(水)昼の12時に近くなった。メルマガのアップロードはお任せだ。そろそろ発信作業に入ろう。





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東西南北研究所




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