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<ミャンマーで今、何が?> Vol.293
2019.1.16
http://www.fis-net.co.jp/Myanmar
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━━【主な目次】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■海賊版DVD“AMAZING GRACE”の秘密−その2
・06:一日間違えていた
・07:英国人の狡猾な英語使い
・08:ある奇怪な夜
・09:人生のメンター、牧師でもあるジョン・ニュートンとの再会
・公式ツイッター(@magmyanmar1)
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・06:一日間違えていた
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1月14日は月曜日で、その日に発行してもらうつもりで、原稿を用意した。
その後で1月14日は成人の日で、日本では祝日だと聞かされた。
老頭は完全に浦島太郎だ。1月15日が成人の日だとばかり思っていた。
14日の夜は、またしても停電となった。面白いことに、通りの向かい側すなわち西も東も、向こうのビルは電気が灯っている。縦方向の南北のビルが停電のようだ。
文明国では楽しめない貴重な停電だ。
用意してあるご太いローソクに灯を点した。ウィスキーの空き瓶は立派な燭台となる。
丸テーブル上に5本の燭台をまとめると、部屋は一段と明るくなる。
椅子を引き寄せ、そこで読書をすれば、火の事故にはすぐに気付く。
あるいは“火”を見ていると、物思いは一段と深まる。
電灯が発明されて以来、人類は“火”から遠ざかっていった。
明るさと暗闇の境には魔界が潜んでいた。
明るい周りには安心があった。暖かさがあった。顔も輝いていた。
だが、体ひとつ後ろの背中は闇の中に吸い込まれていった。
さらに後ろには鬼が住んでいた。
先進国の子供たちは“火”を知らない。
ミャンマーの子供は、“火”の暖かさも“火”の怖さも知っている。
英国の人気作家キプリングの『ジャングル・ブック』は“火”の物語でもある。
海賊版DVD『JUNGLE BOOK・MOWGLI AND BALOO』はディズニーがアニメ編も含めて映画を製作している。大人も楽しめる。
今回の停電は30分間も続かず、幻想的な時間はそれで終わった。
ヤンゴンも夢の無い世界に変貌していく。
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・07:英国人の狡猾な英語使い
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この映画はあくまでもウィリアム・ウィルバーフォースが主役なのだが、同じファースト・ネームで、学生時代からの親友ウィリアム・ピット(the Younger)が主役を食うほどの渋い、いぶし銀の演技を見せてくれる。
このピットを演じたのが、英国の人気俳優Benedict Cumberbatch(ベネディクト・カンバーバッチ)。主役を飛び越え彼の話しをしておこう。
カンバーバッチのDVDがどこかにあるとコレクションを調べた。2枚あった。共にBBC製作。ひとつは『THE IMITATION GAME』、もうひとつは『HAWKING』である。BBCのTVドラマあるいはDVDに出演する常連俳優は、実に奥行きの深い演技を見せてくれる。さすがに、シェークスピアの国だと感心する。
特に前者はコンピュータの生みの親アラン・テューリングがモデルである。解読不可能とされたナチスの暗号“ENIGMA=エニグマ”を解読した若き天才数学者である。このBBC作品は、英国の機密軍事情報に関係する複雑怪奇な事実を暴露し、テューリングをホモセクシュアルとして告訴し、1964年彼を自殺に追い込んだ。享年41歳。当時の英国ではわいせつ罪として厳罰に処せられた。英国は2013年になって、エリザベス女王2世は死後の特赦を与え、テューリングの前例のない功績を讃えた。英国の頑迷固陋さと、老獪さをジックリと勉強できるDVDでもある。
日本では大河ドラマが恒例行事としてお祭り騒ぎのように取り上げられるが、BBCの凄さは、戦時中のチャーチル元首相ですら“パラノイア”と決め付け、英国の過去の恥部を平気でドラマ化して暴露する勇気と反逆精神がある。この根本的な違いを見逃すと、日本が世界の動きにどれほど遅れているのか、現実を見失うことになる。それを学ぶには、このヤンゴンは立地的にも、環境的にも、またとないSerendipityである。
もうひとつは『HAWKING』で、カンバーバッチはここでも主役を演じている。スティーブン・ホーキング博士については前にも書いたので今回は割愛。
話を元に戻そう。
学生時代親友のウィルビーとピットは、エリート階級に加え、裕福な家庭環境で、二人とも若くして下院議員となる。ウィルビーは牧師になる道と政治家の選択肢で悩み続け、ピットは若くして首相になる野望を遂げるために、ウィルビーの一途な正義感を評価し、政治家として常に傍らで自分を助けて欲しいと懇願する。そのためには、ウィルビーの要求をすべて飲むとまでピットは確約する。
ある晩、ウィルビーの館で秘密クラブが開催された。人選はピットがすべて手配した。揺れ動くキャンドルと暖炉の灯りが時代を反映している。お抱えの御者が駆り立ててきた二頭立て、あるいは四頭立ての馬車で、黒いシルクハットにマントを羽織ったお客が順次到着する。基本的にクラブのメンバーは男性だが、時には高貴な女性が参加することもあった。それが当時のイギリスだった。
英国で“クラブ”と言うと、それに相応しい同好の士が集まり、メンバーは特定限定だ。女性のはべる飲んで騒ぐ日本式“クラブ”とはまったく格式が違う。
ポーチを入った入り口でホストが出迎え、必ず称号またはタイトルを付けた名前で呼び合い、初対面のメンバーには必ず名前を紹介する。この場合に“サー”とか“ロード”とかの称号で、上下関係が確定し、軍人の場合は“ジェネラル”とか“どこそこを管轄するロイヤル・ネービーの提督”と、紹介のマナーは厳格である。そして、一度紹介された名前は決して忘れてはいけない。だから、英語の学習で“紹介のマナー”は基本の基本である。このマナーに外れると、英国人は人間とは看做さない。類人猿扱いである。
こういう、つまらないことを、英国製DVDで勉強させてもらう。
しかも、上流英国社会の会話は、鼻持ちならない。相手の無知を詮索しては、冷徹に皮肉で見下した言葉を選択し、徹底的にイビリ倒す。雅子妃の比ではない。下品なアメリカ米語とは次元がまったく異なる。これを英語でsnobbishというが、これが英国インテリの条件でもある。
だから、チャールズ皇太子から離婚されたダイアナ妃、あるいはプリンス・ハリー夫人となった元映画女優のメーガン・マークルなどは、階級(Class)が違うとして、精神に異常をきたすほど虐待を受ける。燕尾服を用意して蝶ネクタイを結んでも、英国人は言葉で、無知を見抜き丸裸にしてしまう。だから、英語のプロに成れと、若者に発破をかける。
またまた話が逸れた。
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・08:ある奇怪な夜
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イギリスの陰鬱な夜、ピットがウィルビーの自宅である会合を開いたと、すでに話した。
奇妙な連中が集まってきた。ピットが玄関先で出迎える。落ち着かない様子でウィルビーが横に立ち、英国式作法に従って、ピットから紹介を受ける。
ウィルビーが小声でピットに尋ねる。「彼らは何をする人たちだ?」、「どうして自分で聞いてみないんだ!」これこそが英国流皮肉の初歩である。イギリス人は子供の時代から、英国式皮肉の利いた英語を身につけさせられる。
イートンやハローなどの名門高校では、校長はまだ子供の生徒をつかまえて“ミスター”呼ばわりする。その心は、ミスター=大人としての立ち居振る舞いをしろということである。これを英語でdisciplineという。
キップリングもチャーチルも、テューリングも、そのイジケタ方式で徹底的にヤラレタ。だから、英国のエリート人種は、精神的にオカシイ育ち方をする。その事情を海賊版DVDで徹底的に勉強してから付き合わないと、あやふやな政治家・外交官・商社マンでは話が通じない。スーチーですら、今、そのギャップに悩んでいるところである。
そういう老獪な国の奇妙な連中ばかりが、今晩集まった。そして晩餐の席に着く。
食卓の上にはローソクが灯っている。周りの壁にも、天井のシャンデリアもローソクの灯りである。ローソクの灯りは、人を思索家にする魔力をもっている。
そして、この映画の明白な主題のひとつがキリスト教である。
ほとんどの日本人にとって、特に昨今は、宗教は単に儀式的で、飾り物のように思われがちだが、イギリス人にとっては、重要な信仰の対象である。だから、海外のDVDを鑑賞するときに、イギリス人の生活に溶け込んだ宗教を、理解しないと、実際のイギリス人の一生を理解できない。
奇妙な客人を招いた食卓も、ウィルビーが唱える神への祈りからはじまる。
その祈祷が終わり、今晩のホストとして、ウィルビーは躊躇する。どこから話を切り出すか、何を話題にしたら、言い出しかねている。その様子をピットはじっと眺めている。
当時の英国には、アフリカから連れてこられた自由になった黒人も、奴隷仕えする黒人もいた。自由な黒人は、何らかのビジネスで財を成し、自由になる権利を買い取ったものである。
この席には、その自由な黒人もいた。
ウィルビーはその彼に質問する。「ロンドンではどんなビジネスを?」「アナタに会うためにロンドンにやって来ました、ウィルビーさん」ウィルビーが怪訝な顔をする。「私とビジネスの話を?」、「話すことは何もありません、アナタは人の話は信じず、自分の目で見たことしか信じないお方だと了解しています」
黒人の隣に座るトーマス・クラークソンが、食卓に盛られた見事なロースト・ターキーを向こうへ片付け、足元のバッグから取り出した各種の金具類をドサッと食卓に載せる。
クラークソンがひとつひとつ説明しはじめる。
これが足かせ、これは腕を後ろ手に縛る道具だ。これは首用だ。ここを引っ張れば、さらに強く締め付けると、やって見せる。黒人奴隷はアフリカの港を出るとき、狭い空間に閉じ込められ、衛生状態は最悪だ。ほとんど食料はあたえられない。飲み水も腐ったままだ。糞尿や流した血で空間は満たされるが、3日間は取り替えずそのままだ。この鉄金具と鎖は、奴隷が海に飛び込み逃げるのを防ぐ道具である。ウィルビーの顔が恐怖におののき、深刻な顔つきになる。
続いて黒人が説明する。「奴隷がジャマイカのプランテーションに到着するまで鎖の鍵は外されない」話はまだ続く。「約半数の奴隷はすでに死んでいる。病気の黒人はロープの結び目を肛門に突っ込まれる。赤痢を誤魔化すためだ」話はまだ終わらない。「プランテーションに着くと、鉄ごてを火に入れ真っ赤にする」そこで黒人は自分のシャツを左右にオープンにし、胸に醜く残る烙印のあとをウィルビーに見せる。「もはやお前は神に従属するのではなく、ある人間の奴隷になったという証拠である」
「ウィルバーフォースさん、アナタは今、神のしもべとして牧師の道に進むか、あるいは政治的な運動家の道を歩むのか、その選択に苦悩されていることを、私たちは理解しています」
ウィルビーは、これまで、英国議会で奴隷解放の演説を果敢に行ってきたが、その実情を目の当たりにしたのは、今夜が始めてであった。
そして、今夜ここに集まったきた連中はすべて、そのウィルビーの奴隷解放運動を、熟知しており、言ってみればウィルビーの賛同者で、ピットの依頼で、ウィルビーにその奴隷貿易の実態を説明するために、今夜こうやって集まってくれた。
遠くクラプハムからやってきた唯一の婦人ミス・ハンナ・ムアが口を挟む。
「この世の中をより良き世界にしたいと思ってます」、「どの方面で良き世の中に?」とウィルビーが聞き返す。隣の男性が話しに加わる。「どの方面でも、ひとつが変れば、すべてが良くなっていく。そうは思いませんか?」
ミス・ハンナ・ムアがウィルビーに向き合って、静かに、だがキッパリと語る。
「ウィルバーフォースさん、差し出がましい言い分ですが、アナタには牧師の道と政治の道、そのどちらかではなく、その両方をやって頂きたいのです」
物音ひとつしない。重苦しい雰囲気が全員を包む。だれもがウィルビーを見つめる。ピットは目を落とし自分の爪をかむ。これ以上、誰も発言しない。
信心深かった母親の影響で、神学の道、そして牧師の道へ進むべきかどうかを、ウィルビーは学生時代も悩み通してきた。それを学生時代の親友ピットは痛いほど良く知っている。ウィルビーの悩みは、下院議員になり、国会で奴隷解放運動を続けながらも、懊悩していた。
それだけに、今晩の晩餐会での、一人ひとりの言葉が、ウィルビーには重くのしかかってきた。
というよりも、押しつぶされそうなほど、重く迫ってくる。
奇妙な今晩の宴の後、薄暗い前庭をウィルビーが歩いていく。いつものようにピットが追いついてくる。ウィルビーは怒りをピットにぶつける。「君が今夜のことを計画したのだな! 僕の悩みを、自分の政治的願望を成就するために利用するという訳だ」
友人のピットは何ら悪びれるとこなく「正にその通りだ」と応える。
裏切りとも思えるピットの言葉に、ウィルバーは急ぎ足で館に向かう。
ピットが押し留めるように「奴隷貿易によって、国会議員の300名が自分のポケットに利益を貯め込んでいる。連中に反対している議員は、ウィルビー、君一人だ。君はそれをやってきた。そして君こそ、それをやるべきなんだ」
薄暗い前庭で、二人の目がギラリと光る。
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・09:人生のメンター、牧師でもあるジョン・ニュートンとの再会
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場面は変り、騒々しいゴミゴミした下町に当時のタクシーともいえる馬車が止まり、マント姿の男が降りてくる。ウィルビーである。町並みに埋もれた今にも崩れ落ちそうな教会の前に佇む。ここに間違いない。「ミスター・ニュートン、ウィリアムです。それとも、ハロー!ジョン!お元気でしたか? アナタの教えを乞いにきました」、ドアの前でウィルビーがつぶやく。
山高帽を片手にマントを腕にかけ黒装束正装のウィルビーが中に入っていく。細長い廊下はところどころに水が溜まり、安物のタイルで、平らではないのが分かる。
質素ななりをした短髪の中年男が、裸足で床に水を撒きモップで磨く。襟無しの麻の寸胴のローブだ。下着は着けていない、腰には縄が巻いてある。
「私も年をとったので、アナタのことをジョンさんと呼ばしてもらいます。かなり簡素な服装ですね」、しばらく頭を傾げて、ニッコリ笑い、ウィルビーに思い当たる。「私は元々単純な男だ。ニセ坊主に徹しているつもりだ。力強い意思のパワーはもう残っていない」、「新聞で君の名前を見つけたとき、偉大な仕事をしていると思った。君が少年だった頃のことを覚えているヨ。ところで、このくたばりかけた男に何の用だ?」
「アナタのアドバイスが欲しくてやって来ました」
「少年の頃、君はアドバイスは神に求めたではないか?」
「私は大人になりました。だが、愚かな大人にです」
「そして、今は?」
「今は、ゆっくりとですが・・、昔の信仰がゆっくりと戻りかけています」
「どれほど、ゆっくりとだ?」
「昔のように雷に打たれた衝撃はありません」
「神は時々、霧雨のようにゆっくりと滴を垂らす。嵐のようにではない。一滴、一滴とだ」
コンビニ的感覚で鍛えられていると、このような抹香臭い話は、早くやり過ごしたいと思うだろう。だが、ここが東洋と西洋のギャップでもあり、これを理解しないと、イギリス人の二枚腰、老獪な三枚腰、あるいは巧妙なダブルスタンダードにはついていけない。ミャンマーの若者に分かってもらえるだろうか?
「私の友人のウィリアム・ピットが私に関心を抱いていると言いました」
「ウィリアム誰だと?」
「彼は私に世界中のどんな場所でも提供すると、言ってくれました」
「今いるところが、君の住む場所だ。世界中のどんな場所でもない」
「私がそのパワーを握ったら、その権力から逃れることは出来ない。だが、成し遂げたい」
「君に出来ないことはない。君はひょっとして、俺のように生涯孤独な道を考えているのか?」
このジョン・ニュートンこそ、ワタシも聞きかじりの賛美歌『アメージング・グレース』を作詞したその人物で、コンビニ的評価では、ニュートンはこの賛美歌を作詞した後も奴隷貿易に従事していたと批難する。それは巨象の一部で、批難は枝葉末節に聞こえる。
この海賊版DVDで学んだことは、その賛美歌作詞の裏側に、英国議会を巻き込んだ、奴隷解放運動法案通過という、もっとドデカイ大問題があったという事実である。英国自身の過去の恥部をBBCは、忖度することなく、オープンにしてくれた。そしてイギリス人自身の老獪さの奥行きの深さまで教えてくれる。
ニュートンとウィルビーの真剣勝負はまだ続いている。
「ウィルビー、君はヤルベキだ。一般民衆は君のことが大好きだ。君こそ孤独な道を一生送るべきと考えている」
「アナタこそ、孤独な道を選択したのではありませんか」
「君もご承知の通り、ひとり孤独でいられたことは私は一度もない」
「今はどうなんですか?」ウィルビーが質問する。
「今がなんだって?」
「私がここに来たのは、アナタが居られるからです。アナタはかって、20,000人の霊魂と暮らしていると語ってくれました。奴隷の幽霊です」
ニュートンが仕事の手を休めて、ウィルビーに向き直る。
「私が子供たちに説明したのは、成人した大人たちは、びくびくと暗闇に隠れて慄いているだけで、行動を起こす勇気もない、ということだ」
そしてニュートンは床掃除を終え、別の場所へ移動する。
ウィルビーは慌てて「私に彼らのことを話してください。教えてください」と懇願する。
「自分の過去の告白を、自分自身で聞く勇気は私にはもうない」
「時間がアナタを変えてしまったのだと、私は思います」
「その通りだ。私は年をとりすぎてしまった」
「ピットはそれらの記録を集めるよう私に依頼してきました。奴隷貿易の商人たちの記録です」
「君がアドバイスを仰ぐべきは、この私が最後の人間だ。だが、私が従事したどの船の、名前も何一つ言えない。私の頭の中で、彼らの一人ひとりが、船に戻ってくるまでは、何も語れない。このチッポケな教会には、20,000人の奴隷の生命が今も息づき、私と共に生活している。私の両腕は、いまだもって、彼らの流す血で汚されている」
「ジョン、私を手助けしてくれないだろうか?」
泣き出しそうな声でニュートンが叫ぶ「助けることはできない。だが、やるんだ!ウィルビー!やってくれ!どうしてもやるんだ! 世界の海から、ヤツラの汚らわしい、不潔な奴隷船を一掃してくれ!」
そして畳み掛けるように「プランテーションの農園主、砂糖成金の貴族たち、砂糖貿易に肩入れする上級議員たち、ロンドン市長もそうだ。それから港町リバープール、ボストン、ブリストル、ニューヨーク、これらの大都市の大通りは奴隷たちの流す血と赤痢で吐き気を催すほどだ。ウィルビー、これらの通りを清掃せずに逃げ出すことはできないぞ。やってくれ。お天道様のもと、これらをすべて明るみに出してくれ。それこそ、君の夢ではないか!」
このメルマガは完全に『アメージング・グレース』に狂ってしまった。
だから、ヤンゴンの下町が、イギリスの1797年とダブって見えてくる。
だがその一方で、英国の老獪さが、エピソードごとに複雑さを乗り越えると、かなりはっきりと見えてきた。もうしばらく、この調子で続きそうです。
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