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<ミャンマーで今、何が?> Vol.24
2012.12.18
http://www.fis-net.co.jp/Myanmar
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■テインセイン大統領が“今年のアジアの顔”に
・01:AAA:(政治)
・02:BBB:(経済)
・03:CCC:(生活一般)
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・ミャンマーで今、何が?
<AAA:(政治)>
○A1:テインセイン大統領が“今年のアジアの顔”に
テインセイン大統領が、シンガポールの日刊有力英字紙‘ザ・ストレート・タイムス紙’の“今年のアジアの顔”に選ばれた。同紙のトップ10名の編集者はミャンマーの政治・経済への締付けを緩和したとしてテインセイン大統領、67歳、を年末を飾る12月15日版で“今年のアジアの顔”に選んだ。大統領の一連の改革は民主化の象徴でノーベル平和賞受賞者のスーチー女史を議会の一員とし、欧米の制裁を解除させ、一旦は世界から見放されたミャンマーを投資家の関心を引き戻すことに?がっていった。同大統領の大胆で勇気ある努力は近代化という形でアジアの隣国諸国民に共同で参加する希望を自国民に与えた。この“今年のアジアの顔”という名誉ある賞は毎年12月に発表され、自国のみならず同地域に際立った貢献をした個人あるいは団体に付与される。
○A2:テインセイン大統領がモーラミン大学で学生たちを激励
先週末テインセイン大統領はミャンマー南部を駆け足で回ったが、その一環としてモン州のモーラミン大学を視察し、教授陣・教職員・学生たちを激励した。大統領は現在前向きに進めている多方面での改革は決して後戻りすることはなく、政府はありとあらゆる障壁を取り払う努力を行うときっぱりとした口調で保証し、教育の重要性を説き、ミャンマーの将来は卒業生の双肩にかかっていると激励した。モーラミン大学はミャンマー唯一の海洋学部があることでも知られている。大統領は同大学以外にもモーラミンの技術大学およびタートンのコンピュータ・サイエンス大学を訪れ、同様に教授陣・教職員の労をねぎらい、将来のミャンマーの指導者となる学生たちを激励した。
○A3:テインセイン大統領がインラック・シナワトラ首相と会談
テインセイン大統領は12月17日タニンタリ地区のダウェーでタイのインラック・シナワトラ首相と会談した。シナワトラ首相は特別機で直接ダウェーへ飛来し、大統領と首相は両国間の貿易促進と特にダウェー特別経済地区の建設、鉄道・自動車道路の建設協力を話し合った。その後、大統領と首相はダウェー特別経済地区の現場を訪れ、タイのイタリアン・タイ社のプレムチャイ社長が現在の進捗状況を説明した。
<BBB:(経済)>
○B1:ヤンゴン市内で高架橋の建設ラッシュ
ヤンゴンの交通渋滞はすでに至るところで発生しており、ヤンゴン大商圏内におけるこれからの様々な開発を予測するとその緩和策が早急に求められている。YCDC(ヤンゴン市開発委員会)はその一環として慢性的な交通渋滞を引起しているバハンT/Sのシュエゴンダイン交差点における高架橋の建設を開始した。この計画はYCDCとCapital Development Co. Ltd社が共同建設し、その設計は国際基準に従って日本のJFE社が担当するもので、道路幅は片道4車線の往復路で60トンの荷重に耐える強化コンクリで建設される。工期は11ヶ月間。現在、このシュエゴンダイン高架橋以外に、レーダン高架橋、ベイナウン高架橋がすでにヤンゴン大商圏内で建設中となっている。
○B2:シットウェー市場でオレンジの価格が下落
Paletwa T/S産のオレンジが11月初めからラカイン州のシットウェーに入荷しているが、12月第2週に入りさらに大量のオレンジが市場に入荷してきた。このためヤンゴンからシットウェーに入荷するオレンジも価格が落込み、シットウェー市場では、Paletwa T/S産が一個当たり120チャットから150チャット、ヤンゴン産が70チャット-80チャットとなっている。
○B3:ダウェー特別経済地区に関する第2回共同調整委員会が開催
12月14日、ネイピードでミャンマー・タイ両国の第2回共同調整委員会が開催された。これはダウェー深海港を中心にした大プロジェクトで、ダウェーとタイが高速道路で連結するのは2015年と見られている。一旦は計画棚上げの危機が心配されたが、テインセイン大統領の強力なリーダーシップで隣国タイとの協力体制が整い、実際の作業推進母体として今回の委員会が両国協力して計画を推し進めている。この計画には、工業団地、住宅地区、病院、学校、ショッピングの市場や体育館などが建設されることになっている。
<CCC:(生活一般)>
○C1:日本人がメイティーラで学校建設を寄贈
12月9日、マンダレー地区のメイティーラで新しい小学校の開校式が行われた。この小学校は日本人の慈善家ヤマモト・タカオ氏が寄贈して建設された。この日本人慈善家は学校の建築費以外に学校内の家具・井戸・給水タンクなどを含めて合計4.5百万チャットを寄贈した。ヤマモト氏はこれまでにメイティーラで8つの小学校、盲人用学校、孤児院に対する衣類・現金など合計50百万チャットを社会・教育施設などのために投入してきた。
○C2:チン州南部のミタ川につり橋が架かる
チン州南部のガンゴー村はミタ川によって東ガンゴー村と西ガンゴー村に分断されていたが、このたび、チン州、町村開発委員会、地元の人々の協力で長さ700フィート、幅8フィートのつり橋がミタ川を跨いで?がった。この地元に人たちにとって重要な東西両村を繋ぐつり橋は第3度目の橋となるが、前のつり橋はミタ川の洪水氾濫によって崩壊流されてしまった。この3度目のつり橋は2012年初めに工事を開始してやっと完工したものである。これによって東西両村はバイクでの通行が可能となり、両村で栽培される花卉類・玉ねぎ・ニンニク・その他の農産物製品が他の地区へ運搬可能となった。*
○C3:アマラプーラT/Sに電気が通じる
地方発展・貧困撲滅計画の一環として、トランスフォーマー・電気ケーブル・高圧線鉄塔などの敷設がマンダレー地区アマラプーラT/Sで最近完了した。現在計画の90%は完了し、近隣約555軒の家庭に電気の供給が可能となり、間も
なく通電が開始される。その他の残る家庭への配電も急ぎたいと担当者は語っている。
○C4:サガイン地区でヘロインを押収
サガイン地区の麻薬撲滅捜査チームは11月28日コーリンT/Sで16ケースの石鹸箱に入った241グラムのヘロインを押収した。これは24,150,000チャットに相当し、被疑者は麻薬法および向精神薬物質法違反で裁判にかけられる予定である。
○C5:サガイン地区で中国へ雄牛13頭を押収
サガイン地区カタT/Sの警察はイラワジ川の土手で雄牛13頭を押収した。密告によりカタT/S警察はイラワジ川沖積地で13頭の雄牛をモーターボートに乗せ中国へ密輸しようとしていた現場を急襲し、5名の密輸業者およびボートのオーナーを現行犯で逮捕した。
○C6:アウンサン将軍の銅像建設委員会が結成される
マグウェー地区でアウンサン将軍の銅像を建設する委員会が結成され、基金の募集と、慈善家による援助、アウンサン将軍の歴史に詳しい知識人からの助言、法的な忠告が広く求められている。
○C7:レパダウンターンの抗議デモで火傷を負った僧侶がバンコクで治療
モニワの僧院に住む僧侶U Tikkhanana、64歳、はレパダウンターン鉱山のデモで火傷を負い、12月10日マンダレー総合病院からヤンゴン総合病院に移送され治療を受けていたが、隣国タイのバンコクで治療を受けることとなった。政府は同僧侶の経済的負担を補償するためにすでに1百万バーツをバンコク総合病院へ送金した。同僧侶に付き添うため、同僧侶のイトコであるマンダレー総合病院の医療監督官が12月13日朝タイへ向かった。
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