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<ミャンマーで今、何が?> Vol.485
2022.03.25
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━━【主な目次】━━━━━━━━━━━
■ 池に落ちた犬の処分方法
・01: シュエマンの息子
・公式ツイッター(@magmyanmar1)
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・01:シュエマンの息子
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かっては国軍No.3の威厳を誇っていたトゥーラ・シュエマン。頭の上には単主絵、そしてNo.2のマウンエイ、この二人しかいなかった。
トゥーラは野戦で戦功をあげた勇猛な軍人へ与える勲章肩書で本名ではない。
その息子が昨日逮捕された。
この息子はDr.キンシュエの娘(FMチェリーを主催)を娶り、国軍トップとパワフルな政商が結託した明白な政略結婚である。
前述した通り、シュエマンはネイピード深夜のクーデターで国軍主流派与党議長職から追い落された“池に落ちた犬”である。Vol.158参照。
ここでバックナンバーを繰って、その後のシュエマンの概略を説明したい。スーチー嫌いな読者は飛ばし読み願います。
“池に落ちた犬”は与党推薦を取り消され国民投票に落選。ただのヒトとなりテインセイン大統領時代の下院議長継続は夢の夢となった。
この選挙で国民の絶大な支持を受けたのが野党第一党のNLD、そしてスーチーが大統領の上に君臨することになった。
そのスーチーが権力を手中に入れ縦横無尽に振るったのが、“池に落ちた犬”を拾い上げることであった。
それだけではない。
「ミャンマー連邦議会法律関係・特別問題査定委員会議長」という特別職を新設して、シュエマンをその任に指名した。
この新職が悪の限りを尽くしてきた汚職軍部にとって、どれほど怖いものか、後になって思い知らされることになる。
この特別職の正式名を午前中3時間を費やしてしまった。
時間の制限、体力の限界もあり、本日はここまでにしたい。
週末新聞を読み直し、もう一度原稿に挑戦したい。
だがシュエマンの息子まで国軍が逮捕したということは、今回の激震はミャンマーの勢力図を大きく塗り替えることがはっきりしてきたとお伝えしたかった故である。
以上
東西南北研究所
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