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<ミャンマーで今、何が?> Vol.480
2022.02.01
http://www.fis-net.co.jp/Myanmar
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━━【主な目次】━━━━━━━━━━━
■ 天下分け目の静かなデモ
・01: “一周忌”のサイレントデモ
・02: 見え透いた手の内
・公式ツイッター(@magmyanmar1)
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・01:“一周忌”のサイレントデモ
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今日は2月1日。忌まわしいあの日から一年が過ぎてしまった。大石内蔵助の心境でミャンマーの庶民はこの日を迎える。
午前10時から午後4時まで人っ子一人、外に出ない作戦を若者たちは宣言した。自宅に閉じ籠もり虐殺された無数の庶民の成仏できずにいる魂と向き合うのである。
ならず者集団の国軍は男の腐ったようなお触れを出した。意地の張り合いである。全ての商店はこの日店舗を開店し営業しろとの御達しである。もし店舗を閉店しサイレントデモに参加する商店があれば、未来永劫店舗ライセンスを剥奪するとの軍令である。
ダグラス・マッカーサーは井の中の蛙を12歳の知能と呼んだ。今我々は世の動きを知らぬ将軍を3歳の童子に譬えたい。大将軍にはヤルべき事が幾らもある筈だ。安メダルの勲章で飾り立てた制服で威張り散らすのは3歳の童子にも劣る。オマエが小者なのは身長だけではない。
老獪な大英帝国、その王立海軍軍楽隊は敵の大将ヒトラーにキンタマが有ったのか、無かったのかを歌詞にして口笛を吹いたクワイ河マーチの故事を教えてくれた。
最近頻繁にマスコミ登場する嫁はんも同罪である。彼女に問い質したい。小者の旦那にキンタマは付いておるのか、付いて居ないのか?
付いているとしても虫メガネで見えるサイズかどうかを詰問したい。
とにかく本日は街路からは人っ子一人消える筈である。野良犬と野犬同様の叛乱軍の手下が、大手を振って路上を走り回る日となりそうだ。
黙祷合掌
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・02:見え透いた手の内
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この国の軍人は60歳定年と決まっている。だがMAHは65歳になる今年7月3日の誕生日まで特例で定年が延長された。それ故に現在の地位に留まり大量虐殺をやってこれた。
だがその地位に留まれるのも5ヶ月後の7月3日までだ。MAHにとっても時間はあまり残されていない。過去一年間の乱暴狼藉からすると、定年の再延長、さらなる大量虐殺はカンボジアのポルポトを上廻る恐れがある。先日その指南役としてフンセン首相がネイピードに招聘された。忘れてはいけない。
日刊英字紙NLM、ビルマ語ではアリンとミラー、はスーチー政権になって法の遵守・汚職追放・透明性・報道の自由へ向けて大きく舵を切った。特にNLMは共同通信社から日本人CEOを迎えGNLMとなり、カラー版となり改革が着々と進んでいった。
だが今MAHの手で全てが元に戻りつつある。
本来はその責をCOVID-19とすべきところをスーチーの政党に責任転嫁したり、全く論理が通用しなくなってしまった。パッチ当ての記事ばかりで、前段と結論の辻褄が合わないので知的訓練を受けた読者は困惑している。
ハッキリ言えば、ノンポリの専売特許をパクっているのだ。実にケシカラン。これは許しがたい事である。
それだけに今の日刊英字紙は手の内が見え透いている。英語学校の生徒でも分析できる。それを簡単に解説したい。
人の命が地球より重いことを知らぬ小者はこの一年間大量虐殺を好き放題に行ってきた。
それをあと2年間続行するという。冗談じゃないと憤るかもしれないが、フンセンの指導を受けた以上、さらなる過激化は十分に予想される。気を許してはいけない。その大前提として、自己の定年延長を無期限とする法律改悪の強行突破がある。
その上で庶民の大量虐殺がポルポト式に実行される。過去一年間で証明された通り、叛乱軍は庶民を虫ケラほどにも思っていない。MAHによれば、この血の粛清はあと2年間続行すると言う。
天敵スーチーとウィンミエン現大統領には100年から1000年くらいの獄門刑をくらわし、その間にじっくり仕組んだ不正選挙を実施する。
敵対する政党は全て監獄にぶち込んだので、自分たちの政党ユーエスディピーが圧勝するとの目論見である。そうさせては絶対にイケナイのだが、MAHの安っぽい計略を続けて説明したい。
今本人は首相と名乗っている。これは本人が気が小さいだけの話である。将来明らかになるが、キンタマが異常に小さいか、あるいは一つも無いことが原因かもしれない。
この小者は、本来はこの国の元首である“大統領”に死ぬほどなりたいのである。
だが憲法に則った国会で大統領に指名されたウィンミエンがまだ生存している。そして最大の難物スーチーが国際社会からは実質上のミャンマー国家元首として待遇されている。
この2つの難物はMAHの空っぽの頭では解決できない。だからこれから先2年間の計略は「自分自身が国家元首である大統領に着任する謀略に邁進する」ことになる。
その一つひとつの山場では血の海と死体の山が築かれることになる。
前任者であるネウィンと単主絵、そしてポロポトの地獄絵図を上廻る歴史的極悪人と人類史に残されることだろう。
だがそうさせては絶対にイケナイ。
今日の“一周忌”は自宅に閉じ籠もり、自分に何が出来るか考えてほしい。
「一日も早く平穏な日が訪れますように!」という綺麗事の挨拶状では何一つ解決できないし、MAHの血迷言をストップもできない。
優秀なアマゾネスとずば抜けて出来の悪い男子生徒、西城秀樹の乗りで“不出来君”と名付けることにした、が考え出した妙案を次回にでも発表したい。
今この瞬間恐れるのは、停電とネットの遮断である。
只今のヤンゴン時間2022年2月1日午前6時25分。これから発信準備
東西南北研究所
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