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＜ミャンマーで今、何が？＞　Vol.459
2021.08.03
http://www.fis-net.co.jp/Myanmar

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━━【主な目次】━━━━━━━━━━━

■小バカが大馬鹿に!?!その23

　・79: ヤンゴンの今をお伝えしたい!

　・公式ツイッター（@magmyanmar1）

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・79: ヤンゴンの今をお伝えしたい!

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薬品名を仮にabcxyzとして報告する。
薬局ならあの界隈と目星をつけ雨中の散策となった。三人娘の姉に同行して貰ったのは正解だった。

ヤンゴンでは薬品名も英語発音が要求される。
例えばモデルナでは通用しない。「モダーナ」と“ダ”にアクセントを付ける英語力が必要だ。
だからヤンゴンでは英語に限るとニセ英語教師は自信をもって語る？騙る?

衛生観念が薄い、風土病も多い、季節の変わり目に身体を壊す、蚊によるマラリア・デング熱が流行する等で、薬局は儲かるビジネスとしてヤンゴンでは認識されている。

床を高くした店先の棚には、上から下まで薬品箱が陳列され、押し寄せた客がそれぞれに求める薬品名を声高に叫ぶ。
割込み、図々しさが、ヤンゴンを生き抜く鉄則である。

薬品名をメモ書き持参しても、邪魔くさいと目もくれない。
風邪薬!胃薬!、と後から大声が飛んで来る。

売り子の知らぬ薬品名だと、片隅に座りコーランを読んでいる白ヒゲの老人に助けを求める。
アラーの思し召しと答えるかと思いきや“上から3段目右端の棚”とピタリと応える。
店番のお兄ちゃんは棚から下ろしたひと箱から、アルミシートで密閉された薬品を取り出す。

この国では路上喫茶でもタバコは一本ずつのバラ売である。その為の百円ライターがパラソルからぶら下がっている。一箱またはカートン買いできるアナタは、この国ではリッチである。

だから薬品も一箱をばらして最小単位が10錠なら、その分のアルミシートを小売買いする。

握り締めてきたミャンマー紙幣は手垢と雨で湿気を含み、煮詰めた乾瓢（かんぴょう）色をしている。
市場では客も店番も、それを平気で口にくわえ、両手をフリーにして商品を手に品定めする。

この国ではコロナ以前に衛生観念が必要なこと、お分かり頂けるだろうか?
病院の先生も、看護師も、個人的経験からすると、この手の衛生観念が欠けている。

この国に巣食う、家庭と�ﾍ育から欠如した躾の大問題に本人達は感付いていない。

コロナがこの国に上陸してから、スーチーは保母さんのように、両手を擦り合わせ、お互いの指を絡ませ、指の根元を洗い、手首までクルクルと石鹸で泡だてる映像を、国営放送で一日何回も繰り返し流していた。
石鹸を使い、子供がこれをマネするようになった。大人達は笑って見ているだけ。

衛生観念に欠けた国民の教育は、子供たちから始めねばならない。

MAHは大上段に構え教育は大事と吠える。
軍人はトップダウンという上意下達の単純な一方通行しか知らない。
政治も教育も複雑系のInteractiveという時代である。
単主絵の猿マネに固執しては周回遅れの恥さらしで、時代について行けず、若者の支持は絶対に勝ち得ない。

突然だが、MAHが2023年の自作自演総選挙に立候補し、自分は首相になるとの外電が今朝イギリスから飛び込んできた。
スーチーで揉めた大統領でなく、“首相”とするところが、この人物らしい小モノ振りで実に小賢しい。今はそのアホ振りをジックリ分析する時間が無い。

本来の衛生観念に欠けた国民の�ﾍ育に戻りたい。

両親も教育は重要と学校の先生に任せぱなしだ。
だがそれ以前に、基本である家庭の躾が全く出来ていない。
そこがこの国家の国造りとしての大問題である。

その象徴的サンプルが、メルマガの何号かでご紹介したMAHの馬鹿息子と馬鹿娘である。

MAHに聞いてみたい。
オマエは小便の後で手を洗っているか?と。
コロナ下でどの程度洗っているか詰問したい。
指先をチョコッと濡らして誤魔化しているのではと問い詰めたい。オマエは脳ミソだけでなく、指先まで汚れきったキタネー野郎だ。

これがスーチー政権とMAH政権の根本的な違いである。

中国人・ビルマ人経営の薬局もあるにはある。だがヤンゴンの薬局はムスレムの寡占状態である。

インド・中国・バングラ・パキスタンとジェネリック薬品製造国に取り囲まれた地の利がある。

Generic drugとは特許が切れた後、別のメーカーが同じ有効成分で作る後発医薬品を指す。言ってみればコピー薬品だ。
価格の安さが特徴で、これが強力な武器となっている。
名も無いメーカーばかりだが、東欧州・中東・アフリカ・アジアなど発展途上国を席捲する大市場を抱えている。

ついでに言及すると、国連やWHOなどが途上国援助に使用する医薬品のほとんどがこのジェネリック医薬品である。
限られた基金でより多くの人口を救うという大義名分が成り立つ。

ヤンゴンでもこの“後発医薬品”が持ち込まれ、盛況を呈している。
アホなMAHは中国から、ロシアからワクチンを年内に供給と感謝するが、その効能は不明のままである。国民をモルモット扱いされてオマエは平気なのか? このアホめ!

姉の助けで８軒回った。片っ端から聞いて回ったが、abcxyzは何処にも置いて無かった。絶望的となった。

IYさんの好意を無にするが、あと2軒でギブアップすると助っ人に伝えた。
一軒はコンビニの様な間口で、店員が入口で入場制限をしていた。一人出てくると、ハイお次の方と順繰りに番が回ってくる。雨の中、長蛇の列が出来ていた。ここは諦めた。

次の一軒で助っ人が人混みの頭越しにabcxyzと叫んだ。若い店員は反応しない。
助っ人がビックリするほどの大声で繰り返した。急かされた店員は仕方なく奥のマダムに照会した。

“シーレ”私の数少ないビルマ語の“有ります”が戻って来た。

耳を疑い助っ人を突付いた。
奇跡が起きたのだ。
Myanmarの“M”はMiracleの“M”でもある。

一目散でロンドンのベーカー街221Bにある自宅に戻った。そういう気分だ。調べたい事が山程もある。

外箱には大切な年月が刻印してある。
製造年月は2019年11月、消費期限は2021年11月となっている。
期限切れまで4ヶ月しかない。

そんなコトで怒ってはヤンゴンでは生きて行けない。
賞味期限間近の商品が氾濫しているからだ。
イヤなら買わなくていいんですよ、押し売りでは無いのですから、という論理が敵にはある。

だがそこで買わないと、その商品に二度と出食わさない事がしばしばある。
これこそヤンゴンの醍醐味である。ムスレムとの駆け引きは海外での交渉術を学ぶ絶好の機会だ。

値段の交渉決裂でも、ムスレムは必ず追いかけて来て、こう尋ねる。「What is your last price?」
こっちのギリギリの買値はとっくに告げてある。ここで怒るとアナタの負けとなる。

島国以外にビジネスの活路を求めるなら、この交渉術は必須科目である。海運業の世界で出遭ったが、レバノン人など駆け引きの名人で一流のビジネスマンだ。 ジェスチャーは大袈裟だが、頭は常に冷静だ。

カルロス・ゴーンの履歴書は実に国際的だ。日本脱出劇に囚われていては、本質は何も見えない。

またまた横道に入ってしまった。
タブレットが入った外箱の話だった。

切手を剥がす要領で入念にセロテープを外装箱から取り除き、注意書きを記した一枚の紙を探した。これこそ手に入れたかった重要な手がかりである。

電子辞書が助手のDr.ワトソン代わりをしてくれる。

製造元はバングラデシュであった。間違い無く“後発医薬品”である。

英文で書かれた注意書きを読みこなすにはコツがある。
スーパーの食品なども同様だ。海外生活を楽しく送りたいなら専業主婦も必読である。
これを読まずにクレームしてもコンビニは取り合ってくれない。法廷闘争に勝てない。恥をかくだけだ。

“注意書き”は消費者からのクレーム訴訟を受けたとき、責任を回避する為に用意されている。
服用は一日何錠とか食前・食後などは付け足しである。

妊婦は医師に相談とか、アレルギー反応が出たら服用を止め医師に相談とか、子供の手の届かない所に保管とか、すべて国連や米国FDA（*アメリカ食品医薬品局）その他欧米主導の基準およびそれに準じた国内法に従ったものである。

結果的に日本語での国内法はパッチ当てが多く非常に読み難い文章となり、弁護士など法律家に丸投げするのが一般的である。

だが英文で読みこなすコツを身につければ、保険契約の細かい字で書かれた長文の裏面約款も怖くない。その為には薬品の“注意書き”は恰好の教材である。

若造の時に傭船契約書のチャーターパーティを徹底的に叩き込まれたので、その様な職業病に罹ったのかも知れない。

とにかく“後発医薬品”は、国際的な巨大薬品企業が製造した新薬（*先発医薬品）の特許が切れたあとのコピー商品なので、この“注意書き”も忠実に新薬をコピーしている。

そしてこのabcxyzは問題にされているCOVID-19に有効とは一言も書いて無い。

この医薬品の本来の役目は口腔内に巣食う疥癬、および寄生虫、毛ジラミを駆逐するのに有効となっている。
女性の子宮内に巣食う寄生虫にも有効となっている。
だが妊娠中の女性に対する治験データーは無いと、特別に注意して責任を回避している。

ここでIYさんに提供して頂いた情報と噛み合うのが、このabcxyzは疥癬などの対応薬として既に当局から製造販売の承認を得ているという事実である。

ここから話は大きく飛躍する。
2002年に中国の広東省で新感染症が発生した。これを重症急性呼吸器症候群、英語名の頭文字を取りSARS（サーズ）と呼ばれた。

2012年に中東で死亡率の高い新種の感染症が報告された。中東呼吸器症候群の英語名の頭文字でMERS（マーズ）と呼ばれた。

共に新種のコロナウィルスである。

コロナとは太陽表面の光冠の事で、球形で周囲に先端が丸くなったスパイク状のトゲがある形がコロナを連想し命名された。

このメルマガでおちょくってはバカにする政治とは、全くかけ離れた世界がある。

薬学、細菌学、生理学、免疫学、細胞学、町医者、語学などありとあらゆる専門家が、多分オンラインで語り合った。

今の時代に異端児かも知れないが、名誉教授もいれば、PhDの博士もいる。それぞれが著名な学術誌に論文を載せるインテリ揃いである。

そのインテリの頭脳と考え方が柔軟である事にビックリさせられた。

既存の薬品で安全性が実証されているもの。ジェネリック医薬品で価格が超安いこと。FDAの製造販売承認を得ているもの。その柔軟な考えのカクテルがabcxyzに繋がっていく。

この薬品はオーストラリアの研究チームによれば、デング熱、黄熱病、Zika熱、西ナイルウィルス、インフルエンザ、鶏ウィルス、HIV/AIDSなどのRNAウィルスを投与後24時間以内にすべて消滅させた。

ただしこれは試験管内（in vitro）での実験でヒトで実証されるにはまだまだ時間がかかる。希望があるという事である。

だが頭脳柔軟インテリの町医者実践グループによれば世界中からabcxyzの新コロナに対する治療成功例が報告されている。しかも8-48時間という即効性は驚愕的である。

私もIYさんに教えられる前は、MAH同様に無知であった。
MAHはレムデシビルを確保したと得意になっているが、これは1投与3000米ドルとされている。
abcxyzは1タブレット=1米ドル以下である。

確かにこれではMAHにとって大金を懐にする商売は出来ない。

外は大雨、緊急で呼び出しの電話が掛かってきた。

中途半端だが、本日はここで失敬。
ご心配をお掛けしてますが、ノンポリは持病の金欠病以外は至って元気です。と言って酒代に困った事は一度もありません。

只今のヤンゴン時間は8月3日午前10時です。
昨日も一日中電波が弱く、発信不調でした。

東西南北研究所

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