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 <ミャンマーで今、何が?> Vol.451
 2021.07.16
 http://www.fis-net.co.jp/Myanmar
 
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 ━━【主な目次】━━━━━━━━━━━
 
 ■小バカが大馬鹿に!?!その15
 
 ・52: 誰が発する臭い玉
 
 ・53: コロナ激増でパニック
 
 ・54: :MAHの弁解
 
 ・55:ミャンマー撤退
 
 ・公式ツイッター(@magmyanmar1)
 
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 ・52:誰が発する臭い玉
 
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 無駄話は個人的な記録として書き留めている。
 無駄話の名目で遠回しな書き方をするが、MAH撃墜に焦点を絞っている。虚実を判定する布石にする積りだ。
 
 昨日はMAHとスーチーが直接会見したとのSNSが幾つも流された。スーチー弁護士団の一人は聞いていないと否定した。
 
 学生たちには5W1Hを必ず確認するよう常に指導している。
 だが情報源、詳細は何一つ判明しなかった。
 
 ウワサ天国ではこう言う臭い玉に振り回される。
 
 
 
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 ・52:誰が発する臭い玉
 
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 53:コロナ激増でパニック
 
 ロシア帰国後MSHは長いこと第一面に姿を現さなかった。
 久々に7月10日土:コロナの防疫・管理・治療の為の資金には糸目を付けぬ、と題して同調整委員会議長であるMAHが言明した。
 
 その次の登場が7月13日火:標題は多くの市民が“酸素”が不足と非難するが、十分にあるとMAHが反論している。
 
 念の為に最近の一日当りのコロナ感染者数と死者の数を拾ってみた。
 
 8日  4132計180055 51計3621
 9日  4320計184375 64計3685
 10日 4377計188752 71計3756
 11日 3461計192213 82計3838
 12日 5014計197227 89計3927
 
 カンマを使用すると桁数増え表が壊れるので、見にくいが勘弁願いたい。
 
 この一日当りの感染者数・死者数ともに市民はパニック状態である。
 
 基本的に感染症・コロナに対する基礎知識が欠如しているので、隣近所に感染者あるいは疑いのウワサだけで、消毒用の変なスプレーを撒き散らしている。
 
 フルーツ、野菜、花卉類、スイーツ類、揚げたて天ぷら、箒、竹竿など物売りが頻繁に下の通りに来てくれるのは大助かりである。彼らは受け取った紙幣を口に咥え、空いた手で釣り銭や商品を渡してくれる。だから紙幣は煮しめ物の様に湿ってドロドロしている。
 
 上階から呼び止めて商品の品定めに降りてくる。自宅の延長と見なし無防備だ。マスク無しでしかも至近距離で値段の交渉を行い、くたぶれた紙幣をお互いに押し付け合う。自宅に戻って手洗い等防疫処置を施しているとは到底思えない。
 
 ここまではMAH追及の布石である。
 
 
 
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 ・54:MAHの弁解
 
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 新聞で最も重要な第一面にロシア帰国後、MAHはたったの2回しか登場していない
 
 しかもそれはコロナ対策に特定した一連の会議で、議長はMAH、副議長はNo.2のソーウィンが務めていることが判明した。このことからもMAHとソーウィンはワンペアとして追及すべきと考えている。
 
 その他の第一面はすべて明るい農村か、橋が架かった、海外機関とのオンライン会議など、喫緊の大問題クーデターとコロナからすると、正直どうでもよい記事で埋っている。
 
 ノンポリは明白に偏向記事に執着している。
 この情報統制の中、スーチーが徹底させた透明性の無い中で、合理的な推測で話を進めざるを得ない。
 
 新聞のどこにも正体を現さない“幕僚会議”が存在すると仮定すること自体に無理がある。
 だがその“幕僚会議”がMAHに試練の場を与えたと大胆に推測した。
 それが2回にわたるMAHが議長を務めるCOVID-19防疫・官吏・治療に関する会議である。
 
 過去の全国での暴動はガソリン値上げなどの経済要因が発火点だったが、今回はそれに加えて未曾有のパンデミックである。その渦中でのクーデターをMAHは決行した。
 
 保守本流の“幕僚会議”が心配するのは、当地ではウーパイと呼ばれるエコノミック・ホールディング社ともう一社エコノミック・コーポレーションの2社は軍が経営する巨大コングロマリットで大半の大型プロジェクトはこの2社が牛耳ってきた。
 
 だが米国・EUの音頭取りで海外資産の凍結、経営陣の渡航が厳しく制限され、国軍の懐が急速に悪化している。それだけで無く、ワクチンや酸素ボンベの不足で国軍首脳部自身の生死に関わる問題が顕在化している。
 
 このタイミングで、“幕僚会議”はMAHにこの国の舵取りを任せてホンマに大丈夫なのかと心配になって来た。
 
 そこで第一回・二回の会議はMAHの申し開きの様相を呈している。
 
 第一回はワクチンの入手先についての言い訳で、ロシア・インド・中国との契約、口約束など軍人らしい簡潔さは微塵もない。
 
 第二回は市民が騒ぎ始めた酸素ボンベ不足について、一日当り1,440本のボンベを生産できるとか、善意の寄贈者が酸素ボンベ製造工場を軍に寄贈してくれる事になった。一ヶ月以内にはこの工場は工期が完了するはずだ。などなど小学校の生徒会長より遥かに劣る言い訳をしている。そして手を洗え、マスクをしろなど、小学生が小バカにしたくなる様なセリフである。
 
 軍人は簡潔をモットーとする・・からは落第の文言である。
 
 このチビで頭のイカれた男を最高司令官の後継者に選んだ単主絵にはもっと重大な責任がある。
 
 もし、もしも、である。
 単主絵が健康状態に異変が起こらず、更に依然として頭脳明晰ならば、今のカオス状態を笑って見過ごすであろうか?
 
 ここからノンポリの疑問はスタートして、再びここに戻ってくる。
 
 それに加えて、スーチーとの約束事を国軍の御大将自らが破棄するとは、国軍の風上にも置けない。
 Shame on YOU!!!
 この考えがノンポリの頭を堂々巡りしている。
 
 
 
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 ・55:ミャンマー撤退
 
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 前日まで元気だった頑強な男が入院した病院で翌日コロナで死亡する。
 
 私自身コロナの真の恐ろしさを知らなかったのかもしれない。
 
 故郷の上ビルマの実家と話した知り合いが、現地では散歩途中の人が突然パッタリ倒れてそのまま亡くなった。こういうコロナ死亡が何十人と出ている、と聞かされた。
 
 もちろんホンマかいなと信じられない。だが当地ではこう言う会話が当たり前である。
 新聞には報道されないが、これがヤンゴンの毎日である。
 
 “幕僚会議”では、コロナに限ってMAHに指揮を任せて、上手く行かなければすべての責任をMAHに取らせて首を斬るという単主絵が編み出した伝統の作戦を実行中というのが、ノンポリの見立てである。
 
 別件だが、最後の経済フロントラインのミャンマーである程度のビジネスを行うには、国軍経営の2社を通さねば、事業許可はほとんど下りない。
 
 だから海千山千の世界各国のビジネスマンは何とか国軍に食い込もうと必死だ。
 コネがついたと思った途端に、要ら切られたビジネスケースは噂として流れてくる。
 
 通信事業で深く軍に食い込んでいたテレノアが事業責任者の無断出国を差し止められた。
 その前から察していたのか、ミャンマー事業をすべて売却してミャンマービジネスからの撤退を表明している。
 
 只今のヤンゴン時間7月16日金午後12時20分。
 
 東西南北研究所
                          
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