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 <ミャンマーで今、何が?> Vol.449
 2021.07.13
 http://www.fis-net.co.jp/Myanmar
 
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 ━━【主な目次】━━━━━━━━━━━
 
 ■小バカが大馬鹿に!?!その13
 
 ・47: 果報は寝て待て!
 
 ・48: 前提が崩れたら話は終わり
 
 ・49: 業務連絡
 
 ・公式ツイッター(@magmyanmar1)
 
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 ・32:果報は寝て待て!
 
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 最初に印字ミスのお詫び。
 ファイザーとモデルナは共に米国製で、英国製はアストラゼネカでした。
 発信前に点検してますが、これ以外にも細かいミスは多々有ります。現在はスマホの試運転期間とご寛容下さい。
 
 メルマガ監視下に英字紙に大きな変化があった。それを最初にお伝えしたい。
 
 MAHが議長を務めるCOVID-19防止管理治療調整会議が7月10日に開催され、その記事と写真が翌日の第一面を飾った。
 
 表題は「COVID-19の防止・管理・治療に関する資金出費に制限無しの法案が採用」としてMAHの発言と解説から成っている。
 
 だが写真は遠景で、マスクで顔の下半分は覆われているのでMAHとの視認は難しい。
 これまで会議中の写真は、必ずMAH議長のアップが合成埋め込みされていた。今回はそのアップ写真が無い。
 意図的か?それが読めない。
 だがMAHが議長を務めている事はキャプションから確認できる。
 
 記事は第三面・四面へと続き、かなりの文量を費やしている。
 「我々はコロナ予防・治療のためワクチン(複数)を購入した。前の政府もワクチン(複数)を同様に購入した」
 *この部分だけスーチー政権の手柄に触れている。このメッセージが悩ましく読解出来ない。
 
 続いてMAHの発言に長々費されるが、自分は努力をしてきたとの言い訳にも、手柄話にも、取れる表現が実に悩ましい。
 
 これ以降の主語はすべて ‘’We‘’となっており、MAHのロシア観光グループまたは国軍を指す。
 
 「インドには3000万回分のワクチン費用米貨7500万ドルを前払いした。初回の200万回分は到着したが、その後インドは供給不能に陥った。
 同期間、中国がワクチンを供給してくれた。*この部分では数量には触れていない」
 
 「ロシア到着後、重鎮に200万回分のワクチンを要望し、即座に了解を得た。だが世界中に供給せねばならず生産が追いつかず、全量は無理となった。今月から分割供給となるが、数量は未定。多分“万回”単位だろう」
 
 ノンポリ流解釈:
 ビジネスの基本を知るなら初回の要望がインドと比較して、あまりにも弱気だ。そして細部を何一つ詰めていない。チビの坊や!何を勉強してきたの?と山口百恵ばりの啖呵を吐きたくなる。
 
 「出来ることなら自国でのワクチンに取り組みたい。この件でロシアが協力の約束をしてくれた。
 今月早い時期にミャンマーの薬品工場を視察してもらうよう招待状を出した」
 
 ノンポリ:
 坊やはどこまで甘ちゃんで売国奴なんだ。スーチーが国を売ったなどよく言えたものだ。
 
 プーチンの手の上で踊らされているのが分からないのか?
 
 多分だが、近々ワクチン製造の技術陣が大量にミャンマーにやって来る。内訳は細菌専門家とか薬品製造と重々しいが、随員は通訳などプーチン手下のインテリジェンス関係でかなり膨らむはずだ。
 
 彼ら全員が最高司令官招聘の特別パスを所持しミャンマー国内で自由に調査できる。
 
 ロシアにとっては、ワクチン製造の労働力安価な基地を東南アジアに確保し、トルコ以東の中東・アジア・太平洋地域という巨大なマーケットを視野に入れることが出来る。
 
 プーチンの国際ワクチン戦略が、MAHを操り人形として、コロナ汚染で打ちひしがれたミャンマーで、これから展開されていく。MAHの言い訳通りだとすれば、今月中にロシア歓迎の記事が紙面を飾る筈だ。要ウォッチ!
 
 この手口を熟知しているのは単主絵と国内最大の政商この二人だけである。
 
 複雑怪奇なミャンマーでは、この二人と幕僚会議は切っても切れない密接な関係にある。
 7月11日の第一面に久しぶりに登場したMAHは‘’俎板の鯉‘’と取れないだろうか?
 
 幕僚会議がMAHの言い分あるいは釈明を、監視しながら一言一句に聞き耳を立てている。
 
 これらの邪推にエビデンスは全く無い。行間を咀嚼しているだけである。
 信じるも信じないも自己責任。
 
 シュエマンと単主絵の会話で‘’軍人は簡潔に話す‘’と記されていた。
 
 今回の第一・ニ・三面のMAHの言葉はあまりにも冗漫だ。軍人らしく無い。
 
 その掲載を許可したところに、泳がせるという幕僚会議の悩ましさを読解出来ない。
 
 ロダンの考える人だ。
 行間を読みとる前に裏読みが必要となってきた。ひとり悩み長考タイムに入ってしまった。
 
 話の続きである。
 翌日はこの第一面は再び明るい農村に戻ってしまった。
 更に悩ましい。
 
 幕僚会議は制限付きで放免し、MAHを保護観察している様にも読み取れる。
 
 第三面最上段には例のアウンサン将軍写真と将軍のスピーチ抜粋が掲載されている。
 
 7月6日から注目し始め、今朝12日月で連続7日間となり、第三面最上段はア将軍の指定席となったと見てよいだろう。
 
 ア将軍は国軍の生みの親だが、スーチーのパパでもある。そこが又しても悩ましい。
 
 幕僚会議が何らかのメッセージを伝えるのなら、誰に発信しているのか?あるいは気が付く市民の反応を見ようとしているのか、禅問答のようで読解に苦労している。
 
 そう遠く無い将来に国軍側の次の一手、何らかの動きがあると予測するが、それを見逃したら、全ては振り出しに戻る。
 
 だが果報は寝て待てと、持久戦で微かな変化でもウォッチしたい。
 
 
 
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 ・48:前提が崩れたら話は終わり
 
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 くどい様だが、最強の独裁者が壮健、そして頭脳も明晰で老いを感じ無いと言うなら、全ての前提は崩れる。
 
 そしたら日本で大流行の黒スーツ姿でスタッフ全員と一分間深々と頭を下げる仕草が頭をよぎる。
 海外に住んでいると、同胞として、あの儀式だけは止めてほしい。
 
 アメリカだと再復活のチャンスが必ずあると言う。
 ヤンゴンだと恥ずかしげも無くMAH流のグダグダ言い訳なのだろうか?
 
 ノンポリの大好きなのは、アア言われれればコウ言う、コウ言われればアア言うだ。
 
 半分首を洗いながら、推理が外れたらその解説に専念したい。
 
 誕生日の2月2日、そして4月のミャンマー正月はMAHの謀反でキャンセルされた。
 このウワサネットワークが高度に発達したミャンマーで何も流れて来ないという事はMAHによって自宅軟禁・拘束..と邪推したのだが。
 
 
 
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 ・49:業務連絡
 
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 ミコさん(暗号としては五十音の方が解読に苦労する筈)
 
 暗号メッセージをしかと受信して頂き、そしてこれまでも継続してご愛読頂き有難うございます。
 事情すべて飲み込めました。それから思いの丈も十分に斟酌させて頂きました。
 機会が訪れたら、是非とも一献お願いしたいですね。
 簡略ながらこの場で御礼まで。
 
 
 もうひと方へ:
 
 情報をお寄せ頂きました。
 Dr.ササは地元の英雄でチン州の立志伝中の人物と知られています。
 
 詳しい細部については参考にさせて頂きます。
 
 クーデター前の国軍との交渉でスーチーと行動を共にしていたと報じられています。
 
 クーデターに踏み切ると直前に察したスーチーが危機一髪でDr.ササを逃し、国連など対外的な訴えを彼に託し、身の危険があるため潜伏先は所在不明のままです。
 
 メルマガでこの医師を取り上げなかったのは、その前に伝えるべき事が在庫として満載で整理がつかなかった為です。
 お許し下さい。
 
 英語で‘’ドクターSasa‘’として検索すれば多数のビデオがリストアップされます。
 
 ネルーは早足でなく、ゆっくり時間を掛けて読む本だと思います。
 白人優位の英米、中東・アフリカ・中南米・中国、そしてインドの歴史をたっぷり学ぶ事ができます。
 どうぞユックリ楽しんで下さい。
 
 ヤンゴン時間7月13日火午前8時30分。
 
 東西南北研究所
 
 
                         
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