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 <ミャンマーで今、何が?> Vol.432
 2021.04.29
 http://www.fis-net.co.jp/Myanmar
 
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 ━━【主な目次】━━━━━━━━━━━
 
 ■夜間のヤンゴンは不気味です
 
 ・01: GNLM紙は3月1日以降コロナ統計数字を一切発表せず!
 
 ・02: ノンポリの緊急事態宣言!?!
 
 ・03: アセアン出席後の状況?
 
 ・公式ツイッター(@magmyanmar1)
 
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 ・01:2021年03月02(火)午後8時発表(前回のまま)
 
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 陽性感染者数合計:141,965名
 新感染者数:49名
 死者数合計:3,199名
 退院者数合計:131,534名
 現在検査中:名(*数字判明せず)
 出典:ミャンマー連邦・保健スポーツ省
 (GNLM紙は2月一杯は前日のコロナ数字を掲載していた。だが3月に入ってからはコロナの統計数字を一切発表せず。国民の健康無視どころか、国民の生命を大量虐殺しはじめた。自国民のジェノサイドを糾弾すべきである。ジェノサイドとは大量殺人のことである)
 
 
 
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 ・02:ノンポリの緊急事態宣言!?!
 
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 クーデター発生以来、デスクトップ・パソコンの劣化というか老化現象が激しい。
 WiFi、ネットの遮断、それに加えて突然の停電で、過重労働を強いてきた所為かも知れない。
 さらにはキーボードおよびマウス指示にスクリーン画面の反応が極端に鈍くなった。
 
 完成した原稿の保存がCtrl+Sでも作動しなくなった。そこに突然の停電攻撃を受けると、出来上がったばかりの原稿が永遠に消滅という経験も何度かしてきた。直後だと内容は覚えているので再現は可能だが、これを繰り返されると気力を失ってしまう。
 
 それでもYouTubeは閲覧できる。そこから日本・海外のニュースもニュースも入手できる。街飲み、GW、飲食店の多種多様なメニューと話題が一杯の日本は、世界一幸せで平和な別世界だとつくづく思い知らされる。特に今のヤンゴンからはそう見える。
 
 日没以降翌朝まで外出禁止令が施行され、夜間に銃を構えた警官が一軒一軒ドアをノックする。話がついつい長引き親戚や友人が一泊することはこれまでにもよくあった。戒厳令下という意味は、時間の経過を忘れると、帰宅どころか外出禁止で帰りそびれてしまう。
 
 町村会の派出所(*警察ではないがインフォーマーの性格を持つ)に各戸の同居人の名前及び明細を前もって届出するお達しが非常に厳重になった。夜間そのリスト以外の宿泊人は警察に連行され、リスト掲載の住人が不在だと家族が徹底的に追及される。
 
 これまで寝泊り飲食が自由だった梁山泊も、自宅と梁山泊の両方で若者に危害が及ぶ怖れが出てきた。さらには国軍の民族主義が声高になると外国籍の人間と交際する若者への詰問追及も怖い。ここヤンゴンでは戦時中を思わせる特高警察以上の恐怖が夜間帯に忍び寄ってくる。
 
 梁山泊は閉鎖の処置を取った。ひとりQガーデンの農作業と読書に浸っている。Stay-At-Homeの閉篭りも工夫せねばならない。豊富なスパイスを揃え自己流料理に挑戦し、地酒で独自のカクテルを試し、停電とネットを克服できればYouTubeカルチャー教室と贅沢を楽しむ。
 
 長期戦のサバイバルには海賊版DVDが最適だった。ところがDVDプレーヤーが完全に機能しなくなってしまった。修理か取り替えが必要だが、CPU購入店の営業がストップしており環境改善の目処は立っていない。
 
 そういう意味でデスクトップも反乱軍政府と死闘を繰り返している。
 年齢的な問題もあるが、国軍によるシシュフォスの刑は物理的にも精神的にもダメージが大きい。若者たちの天真爛漫な楽天性が羨ましい。自分もかってはそうだったが。
 
 ということでデスクトップが作動しなくなったら、理由不明の言い掛かりで踏み込まれたら、そしてノンポリ男の精神力が壊れたら、メルマガはサドンデスで休刊となります。環境は刻々と悪化しているので国軍に倣いメルマガも“非常事態宣言”を一応事前に発出しておきます。
 
 ですがプロバイダー殿を含めてViver、Line、Gmailなどで繋がっている方々とは、スマホなどで個人的に連絡を取らせていただきます。今のところはこれらはまだ大丈夫なようです。
 そして皆さんが忘れた頃に何らかの方法でリバイブするかもしれません。
 
 
 
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 ・03:アセアン出席後の状況?
 
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 4月24日インドネシアのジャカルタでアセアン首脳会議が緊急に開催された。
 主題はミャンマーのクーデターに関してであった。
 実質半日も費やさない充分に時間をかけた討議とは思われない。
 
 閉会後マレーシアの首相は楽観的な感想を述べていたが、シンガポールの首相は厳しい感想を述べていた。アセアンがネイピードに代表団を送りダイアログを行うことに反対はしないとMAHは応えた。そしてアセアン諸国がミャンマー危機を解決するのに一役買うことに反対はしないとのMAHの言葉だ。
 
 アセアンは一枚岩ではなく、10カ国それぞれの思惑がある。果たしてネイピードに送り込む代表団の人選・スケジュールなどを含めた意見統一が何時決まるのか、それによってアセアン各国の本気度が見えてくる。
 
 だがその他の国連機関、米国を含む各国政府および駐緬大使館の叛乱軍政府に対する折衝はほぼ無力だということが証明された。ミャンマー市民、国民に残された対抗策はデモだけではさらに犠牲者が増えるだけで、現状を打破するには戦略が乏しい。
 
 以前は深夜午前2時からのパソコン作業を続けていたが、周りが暗い中深夜に一軒だけ電灯を灯していると目立ち危険だとの注意を受けた。そこで午前4-5時起床に切り替えた。そして昨4月28日午前4時にはじめて気がついたことがある。
 
 これまでは深夜12時から午前9時まではネットは遮断されていた。
 それが28日からは連日本日までYouTube接続OKなのである。
 これがアセアン首脳会議の好結果なのか、そして何時まで続くのか、それはまったく不明だ。
 
 脈絡がなく、しかも古い情報だが、下記YouTubeは参考になったのでご紹介したい。
 『ミャンマーの混乱、いつまで続くの?「キャスター角谷暁子の“カドが立つほど伺います”」』根元敬(上智大学教授)3月2日。
 
 アセアン後の分析は約一週間後にお届けしたい。
 弊事務所のネット受信状態不良で、Vol.430までの受信はスマホで確認できてますが、431は今現在未確認です。
 
 ただいまのヤンゴン時間4月29日(木)午前10時10分。
 これから発信トライします。
 
 
                    
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