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 <ミャンマーで今、何が?> Vol.405
 2021.02.10
 http://www.fis-net.co.jp/Myanmar
 
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 ━━【主な目次】━━━━━━━━━━━
 
 ■読者へのお願い!!
 
 ・01: 2021年02月09(火)午後8時発表
 
 ・02: 非常事態宣言下でのお願い!!
 
 ・03: クーデターの舞台裏で何かが?
 
 ・公式ツイッター(@magmyanmar1)
 
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 ・01:2021年02月09(土)午後8時発表
 
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 陽性感染者数合計:141,448名
 新感染者数:21名
 死者数合計:3,180名
 退院者数合計:128,437名
 現在検査中:名(*数字判明せず)
 出典:ミャンマー連邦・保健スポーツ省
 
 
 
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 ・02:非常事態宣言下でのお願い!!
 
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 このメルマガは“ミャンマー学に特科”して2012年7月から本日まで約8年半にわたって継続中の日本人による日本語版メルマガである。大英帝国が植民地を築いたラングーン下街を基本的な発信拠点としている。文量にして準備案内版2通+第1号から第400号まで何とか継続してきた。
 
 ところが三つの非常事態宣言に突然見舞われ、メルマガの発行が壊滅的な状態となっている。
 ひとつはCOVID-19による非常事態宣言でヤンゴンでの行動すら自粛せざるを得なくなった。
 二つ目は読者の多い日本での非常事態宣言で成田-ヤンゴン間の飛行が極度に制限されている。
 
 そして三つ目が国防軍による軍事クーデターで国内のみならず、日本との通信も間断的でメルマガ原稿の受信も確認できない状態が今現在も続いている。
 
 
 時間帯にもよるがLine、Viber、その他通信手段で、日本のメルマガ読者と幸運にも連絡が取れる場合もある。そこで寄せられた最近の苦情を整理すると以下の通りとなる。
 
 い)Vol.400までは読者の手許に届いている。ここまでは問題は発生していない。
 ろ)登録読者でVol.401を配布されていない読者が急増している。再配布できないか?
 は)因みにヤンゴンの東西南北研究所にも配布されていない。
 
 に)Vol.402//403//404を入手された方も若干おられるがまだ少数である。
 ほ)パソコンでは受信できないが、スマホで受信できた方もおられる。
 へ)マイクロソフト、アップル、アンドロイドの違いなのか?
 
 と)ヤンゴンで受信できた方はITに強く、裏技を使って受信されたかも?
 ち)Vol.401が配布されず、読者再登録をしたところ登録済みとして受理されず。
 り)新規登録を申請したが、何度やっても認定されなかった。
 
 ぬ)バックナンバーで最近のVol.を閲覧したいが、数年前の古いリストしか参照できない。
 などなどの影響が出ているようです。
 
 これから先は推測となりますが、ミャンマー国防軍がSNS、特にフェースブックおよびインスタグラムでの全国的反政府運動に神経質となり、通信手段の妨害に走り、一方でクーデターの正当性を国民に訴えるため、通信遮断を解除するケースもあるようです。
 
 このため電話・SNS・ネットなどの通信回線はズタズタに切断され、短時間だが接続できたりと、ミャンマー国内だけでなく、日本での通信にまで被害が発生し、プロバイダーであるまぐまぐの機能に異変が起きたのでは?
 
 機械にまったく弱いド素人の推測ですが、ミャンマーの通信遮断で、まぐまぐに読者登録したリストがズタズタに破壊されたのではと危惧しております。
 
 
 もし日本のプロバイダー殿の再点検で不具合が善処できるのであれば、なにとぞヨロシクお願いしたいところです。
 
 
 
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 ・03:クーデターの舞台裏で何かが?
 
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 弊研究所では全スタッフ総動員で情報の落穂ひろいに精を出しています。
 もともとノンポリが信条ですから、ヤバイ政治ネタにはまったく関心がありません。
 
 ひたすらミャンマーの風土はどうなっており、3シーズンがどう変化して、この人物はどういう性格でどう行動するかなど、もっぱらAnthropology(*文化人類学)的観点から掘り下げていきたいと思ってます。
 
 そうするとミャンマーのみならず、海の向うの大英帝国ロンドンが見えてきて、翻って祖国日本の昭和が、そして明治までが見えてきます。不思議な現象です。看板に逆らうようですが『ミャンマーの今』に囚われては何も見えません。
 
 と言いながら時間を稼がせてもらいました。
 
 クーデターの主役ミンアウンラインは元テインセイン大統領時代(2011-2015年)とスーチー政権時代(2016-2020年)に分けて分析すべきだと述べた。
 
 このミンアウンラインとテインセインの二人ともにこの国で誰もが恐怖に怯える元独裁者の忠実な僕(*しもべ)となり、平気で黒を白といえる部下に仕立てあがる。英語情報ではタンシュエが指でつまみ上げ三軍の最高司令官、それから大統領にしてやったと記載されている。
 
 三軍の最高司令官といっても只の最高司令官ではない。タンシュエが実権を握り締めてきた陸海空三軍の上級最高司令官である。すなわち独裁者の後継者にピックアップされたのである。選ばれたほうからすれば、数ある将軍のなかから自分がトップに選ばれた。この人のためなら死んでも構わないという心境にならないだろうか?
 
 考えて欲しいのはソコのところである。
 
 この国を民主化すると決定したのは軍部である。そして2011年テインセイン大統領が民族服を着て登場した。まったく同じ手法でテインセインも指先でつまみ上げられ大統領の椅子に座らされた。本人からしたら晴天の霹靂である。本人の実力などまったく関係ない。
 
 三軍の最高司令官が死んでも構わないと言うのなら、大統領はワラジの底を舐めても構わないと言うかもしれない。
 
 今回世界中のマスコミは二人の主役しか取り上げていないが、このメルマガが注視するのは恐怖の元独裁者である。この人物紹介はまだ取り上げていない。このメルマガの情報源は英字紙のみでビルマ語版はまったく手が出ない。
 
 
 それにラッキーでネットが繋がりYouTubeが閲覧できるときは『FRANCE 24』
 『DW News』『TRT World』『Al Jazeera』『アメリカ三大ネットワーク』など欧米・中東・中国・ロシアなどの英語番組である。
 
 NHKよりも遥かに深堀した番組でピュリッツァー受賞のミャンマー専門ジャーナリストなどが混じっている。多数登場するパネリストの層の厚さから、未来への挑戦が感じられる。それに意見が異なる学者が論じ合い、大人の会話が楽しめる。成熟したディベートとは何かを教えてくれる。
 
 話を戻すと、事件はミャンマーの首都ネイピードで発生した。
 2021年2月1日の夜明け前である。第二次スーチー政権発足初日の太陽が昇る前の出来事であった。
 
 どのジャーナリストも、どの外交団も指摘していないが、元独裁者の誕生日は2月2日である。ということは今回のクーデターは元独裁者の誕生日前日に発生した。
 WHY? 日本語ではどうして? と言う意味になります。
 
 私の妄想話は時間をかけてゆっくり構築したい。
 今回の騒動を焦って報じても真実を突く事はできない。
 キツネでも狸でもいつかは尻尾を出すはずだ。果報は寝て待て!といこう。
 
 数独とは登録商標なので一般にはナンプレが好まれる。
 ナンプレの規則は簡単である。縦・横・ブロックに1〜9の数字をすべて一回、使い切らねばならない。大げさに言えば、三次元の頭で考える、柔軟さが要求される。
 
 日本へ帰るとこのナンプレ本を何十冊と仕込み、センスのある生徒にプレゼントしている。
 これが問題解決のヒントとなる。
 複雑国家ミャンマーを俯瞰するには、この手に限る。
 
 次回のメルマガは、Vol.401以降が解決してからにしましょう。
 
 ただいまのヤンゴン時間は2021年2月10日(水)午前6時55分である。
 
 
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