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<ミャンマーで今、何が?> Vol.264
2018.7.20
http://www.fis-net.co.jp/Myanmar
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■7月19日は建国のヒーローたち殉難の日
・01: ミャンマー最大の年間行事
・02: ミャンマー国内の意識の変化
・03: 読者からお便りを頂きました
・04: 昨日は失礼しました
・公式ツイッター(@magmyanmar1)
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01: ミャンマー最大の年間行事
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昨日はアウンサン将軍をはじめとする建国のヒーローの死を悼む殉難の日で、官公庁・学校は半旗を掲げて休日、商店・レストランなども開店休業が目立った。
今日7月20日のGNLM紙は、スポーツ欄、海外ニュースランを除いて、殉難者の日のニュースおよび写真で満載だ。
今朝は雨足が弱まってから新聞を覗きに出たら、7:00amを過ぎており、ミャンマータイムズはすでに売り切れだった。ヤンゴン市民の関心がそれだけ大きいということである。
GNLM紙の第一面にはスーチーが、シュエダゴン北口にある殉難者廟に花輪を捧げ、前面に敷かれたレッドカーペットに一人座り、黙祷する写真が掲載された。
当研究所が注目するのはその背景に写る小山のような報道陣の群れだ。後ろのほうは脚立を用意して一段と高い角度でスーチーを狙っている。その報道陣の群れは、この殉難者廟のみならず、アウンサン将軍博物館、テロ虐殺の現場旧総督府などいたるところで見られる。
今朝は時間が足らない。
GNLM紙を斜め読みしながら、感想だけをお伝えしたい。
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02: ミャンマー国内の意識の変化
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スーチーが報道陣に語っている。「一般の皆様が、この国の歴史に想いを馳せ、参集して敬意を表してくれたことに感謝したい。このことから、われ我は将来何をなし、何をしてはいけないかを学ぶことが出来る。だが。人々は何を忘れてはいけないかをすでに知っています。何を記憶にとどめ、あるいは、何を忘れるかを私が語る必要はない。私にそれを語る権利はない。それは個人的な判断であり、皆さん一人ひとりが決めることです。正しい判断を下すことは皆さんの義務でもあるからです」 スーチーは父親であるアウンサン将軍の名前を片鱗も出さずに、このように語った。
アウンサン将軍の言葉を引き合いに出してまで、国内の平和統一を強調したのは、国軍最高司令官のミンアウンラインだった。この国の発展を次世代にどう引き継ぐかという言葉まで使用している。このようなスピーチは昨年まで、スーチーの専売特許だった。ということは、老獪なスーチーの国軍浸透作戦が徐々に効果を現している事の証左でしかない。
マスゴミの一部はスーチーは国軍の軍門に降ったとの判断をするが、どうしてどうして軍部がスーチーの軍門に降りつつあることを、読み取らねばならない。
その他、議会などの主要人物のコメントが続くが、アウンサン将軍の偉業を讃えるか、ミンアウンラインに似通った賛美が掲載されている。
スーチーは自分の口からはアウンサン将軍の名前を何一つ出さずとも、将軍の偉大な名声を活用して、ミャンマー国軍のトップから一兵卒にいたるまで、その指揮下に平伏せてしまったようである。今日の新聞からはそれがヒシヒシと伝わってくる。
スーチー畏るべしである! BREXITで内部崩壊寸前のテリーザ・メイ内閣を抱えるイギリス国民など、我が国こそ、スーチーのような政治家がいたらと、タメ息をつくことだろう。
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03: 読者からお便りを頂きました
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アウンサン将軍最後の公邸は現在、“アウンサン将軍博物館”として公開されている。スーチーにとっては幼年時代につながる思い出の家でもある。
古い友人でもある読者からのメール連絡も復活した。そしてこの博物館には将軍愛用のクラッシック・カーが7月19日に限って公開されると書いてあった。ワタシ自身もこの博物館は将軍の歴史を辿って何度も訪れたが、愛車は常に車庫に収められ、特別公開があるとは知らなかった。来年まで心臓が動いていたらカメラ片手に再訪したいと思っている。ミスター“宵の口”さん、新情報をありがとうございました。
昨日は人ごみを避け、スーレーパゴダ大通りの陸橋から、小雨の中、ヤンゴン消防庁での一分間のサイレン黙祷儀式をビデオに撮りました。
日本は猛暑だそうですが、当地ヤンゴンはエアコンでドライ乾燥すれば、快適な毎日です。自宅で読書、DVD鑑賞に浸っております。あまり快適なので、すぐに睡魔に襲われます。
お元気で。
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04: 昨日は失礼しました
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洞窟脱出作戦の原稿は時間に間に合わすため、拙速を採用しました。本来であれば、文章を削りに削って、読み易い、分かり易い、原稿に努力するのですが、今読み返して間違いもあり赤面にたえません。
今朝の海外ニュースは、ほぼ一面を使用して、「それは奇跡だった!」の見出しでSEALが発表した図解説いりの詳報が掲載されているので、明日・明後日の土日を利用して、もう一度この続報原稿を用意したい。シュエマン・フアンの読者にはもう暫くご辛抱を。
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