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 <ミャンマーで今、何が?> Vol.164
 2015.10.07
 
 http://www.fis-net.co.jp/Myanmar
 
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 ■情報不足と知的渇望
 
 ・01: 洋上図書館船がヤンゴン到着
 
 ・02:延々と続く行列
 
 ・03:洋上移動図書館
 
 ・04:出口後方後ずさり作戦
 
 ・05:船内も黒山の人だかり
 
 ・06:情報を求める人たち
 
 ・07:撤退作戦
 
 ・08:反省会
 
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 01: 洋上図書館船がヤンゴン到着
 
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 GNLM紙10月3日(土)付けに、世界最大規模と銘打った図書館船がアローン国際港湾ターミナルに10月2日入港と写真入で報じられていた。14日まで停泊し、明日日曜日は午後1時から6時まで無料で閲覧でき、書籍購入もミャンマー通貨で可能とのことだ。久しぶりの友人から電話があり、行って見た。
 
 
 
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 02:延々と続く行列
 
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 驚いたことに、港湾ターミナルの外壁に沿って延々と行列ができていた。行けども行けども最後尾にたどり着かない。日差しは強く、日傘の行列だ。アリの行列ほどにも前に進まない。友人と長蛇の列を目測する。一時間では絶対に入場できない。下手すると三時間は掛かりそうだ。
 
 
 
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 03:洋上移動図書館
 
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 この洋上図書館はドイツのクリスチャンの団体が運航しており、1970年から160カ国を巡航したという。1998年と2002年にはヤンゴンに入港したという。ということは、船名は忘れていたが2002年には訪船した記憶がある。その時は、ガラガラだった。最上階のデッキでコーヒーを飲んだ覚えがある。今回は新政府の自由化で、一般の注目が海外に向きはじめたのだろう。それにしても、この長い行列は尋常ではない。
 
 
 
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 04:出口後方後ずさり作戦
 
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 良い子の皆さんにはくれぐれもマネをしないよう注意しておくが、出口後方後ずさり作戦を試してみた。正門ゲートは入口と出口に分かれるが、その出口でお尻から侵入する作戦である。要所要所に守衛がロープを引っ張って歩哨に立っている。友人とは、アウンサン将軍も英国官憲の目を逃れて密航の達人だったと、ぼそぼそ言い訳しながら、難なくターミナル構内に入ってしまった。構内では専属のシャトルバスが往復している。これも難なく、ものの15分ほどで本船に乗船していた。
 
 
 
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 05:船内も黒山の人だかり
 
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 船内も超満員で、至るところでロープが張られ、入場制限が行われている。長蛇の列が前進しないわけだ。トイレの場所を聞くフリをして、ロープを通り抜けていく。何とか書架にたどり着いたが、そこも黒山の人だかり。親子連れもいれば、若いカップルも、友人同士も、年輩の人たちも、とにかく、夏休みのデズニーランドというところだ。
 
 
 
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 06:情報を求める人たち
 
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 いま、ヤンゴンの街角にある新聞集配所のニューススタンドは、早朝から多くのご近所さんを集めている。同様に、今回の洋上図書館の人の波に、ミャンマーの人たちがどれほど情報に渇望しているのかがよく分かった。
 
 この洋上図書館には68カ国から400人のボランティアの係員として乗り込んでいるという。そして蔵書も5,000タイトルとのことである。中には、かなり古い出版年月日もある。ミャンマーではやはり情報源が限られている。これだけの大人数が集まってくるのだから。だが、背中を押されてじっくりと中味を吟味する余裕もない。た
 
 
 
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 07:撤退作戦
 
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 友人は英米の最新書籍を、ワタシはミャンマーで手に入りにくい世界地図を安く変えないかと思ってやってきたが、お互いに求めるジャンルのコーナーまでなかなか行き着けない。ここは簡単に追い越していくわけにもいかない。流れに附いて行くだけだ。そのうちに、二人とも、草臥れてしまった。
 
 せっかく、宝の山にたどり着いたものの、戦利品無しで、撤退作戦に切り替えた。タラップを降りるまでに相当の時間がかかったが、岸壁で何枚かの証拠写真を撮り、これで今日の遠足は終了となった。
 
 
 
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 08:反省会
 
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 時間は5時近い。陽はまだ高いが、今日は日曜日だ。友人が、餃子のうまい店を知っているという。近くで輸入ウィスキーを購入して、餃子屋に入った。エアコンが快適だ。ヤンゴンも今、すべてが変わろうとしている。
 
 知的好奇心もそうだし、餃子屋のエアコンもそうだ。
 2015年は国民総選挙の年と、国内外から期待されてきた。外国人が余計なお世話でとやかく言うが、外国人に投票権はない。ミャンマーのことは、ミャンマー人が決めるのである。
 そして、その大望の国民総選挙まであと一ヶ月である。
 
 
 
       
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